楽しいお茶会...になる筈だった 16話 ページ18
私はエーミールさんと小さなお茶会をして他愛の無い話も沢山した
A「エーミールさん、今日はありがとうございました！とても楽しかったです」
エミ「こちらこそ！とても有意義な時間でした」
エーミールさんと話している時は凄く楽しかった
どれ位楽しかったかって言うと相手が吸血鬼なのを忘れてしまう程だった
A「あの、また図書館に行ってエーミールさんとお話しに行っても良いですか？」
心臓がバクバクと音を立てている
返事がない事に怖くなりギュッと目を瞑った
エミ「Aさん、目を開けてください」
そう言われ恐る恐る目を開くと彼は言葉では伝えきれない位嬉しそうにしていた
エミ「Aさんなら大歓迎です！いつでも来てください！」
和むなぁ
そう穏やかな気持ちだった
アイツがここに現れるまでは
？「おぅ！エミさんやないかい、
そこに突ったって何して...！」
現れたアイツとバッチリ目が合った
あ
これはもう逃げられん
コネ「オイ、何でお前がここに居るんや！」
さっきまでの表情とは打って変わって目が
釣り上がっている
エミ「コネシマさんっ、落ち着いて下さい！」
エーミールさんの静止は聞かずどんどんこちらへ近付いて来る
エミ「っ、Aさんっ逃げて下さい！」
体が恐怖で動かない
どうやら私は彼にトラウマを植え付けられてしまったようだ
エミ「Aさんっ！」
エーミールさんがコネシマをなんとか止めようとしているが押し飛ばされて頭を打った
！！
コイツ...
コネ「なんやその目、気に入らねぇ」
その瞬間鳩尾に強い衝撃がはしる
A「ぐっ」
エミ「Aさん！」
なんとか耐えたがもうヘロヘロだ
もう一発やられたら恐らく気絶する
そんな状況を楽しむ様にコネシマは嘲笑っている
そこに追い討ちを掛ける様に信じ難い事を言う
これにはエーミールさんも驚いている
全身の血が沸騰したかの様に熱い
あぁ、もう耐えられない
私の周りの物がまるで重力を無視するかの様に浮いている
廊下に飾ってあった花瓶
すぐ傍の中庭にあった巨大な岩
飾りとして立て掛けてあった槍や鎖の武器まで
コネ「な、なんやコイツ...これはもう、
"バケモノ"や」
今ここでコイツを殺す
『お前の兄弟殺したんは"俺"や』
インカムでロボロに連絡を取る
エミ「ロボロさん！今すぐ中庭に幹部を全員呼んで下さい！それと戦闘準備を！」
ロボ「落ち着け！何が起こった！」
エミ「...Aさんが..暴走した」
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笹だんご(プロフ) - コメントありがとうございます！初めてコメントしてもらったのでとても嬉しいです！もっと上手く小説が書けるように頑張ります！ (2021年8月12日 19時) (
レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - 楽しみにしてます！投稿頑張ってください！！ (2021年8月12日 18時) (レス) id: c9f6920700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹だんご | 作成日時：2021年8月10日 16時
