デート？ １５話 ページ17
エミ「あ、そうだ！Aさん、良かったらこの施設を案内しましょうか？」
案内？
という事は他の幹部に遭遇してしまうかもしれない...
ゾム「お、エミさんが女の子をデートに誘っとるで！」
エミ「で、デートじゃありません！からかわないで下さい、ゾムさん！」
周りから笑い声が聞こえる
A「エーミールさん、是非お願いします！」
エミ「っ、はい！こちらこそ私なんかで良ければ！」
エーミールさんの顔が少し赤くなっている
私はエーミールさんに連れられて歩き出した
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
エミ「ここは食堂です。食事はここで取ることも出来ますがAさんにはここで食べるのをオススメしません」
なんで？と思ったがすぐに理解した
私が人間だからだ
A「分かりました、あまり近づかないようにします」
しょうがない、これからは個室で食べよう
A「エーミールさんのお気に入りの場所はどこですか？」
唐突だが気になって聞いてみた
エミ「もうすぐ着きますよ」
一体どこへ行くんだろう？
ワクワクするなぁ
しばらく廊下を歩くと大きな扉の前に来た
エミ「着きましたよ」
重そうな扉をものともせずに開けた
その扉の向こうは...
A「わぁっ！図書館！」
沢山の本に感動しているとエーミールさんが図書館に付いて説明してくれた
エミ「ここの図書館には毎日沢山の本が出入りします。なので、とても管理が大変何ですよ」
まるで管理をしたことがある様な口ぶりだった
A「エーミールさんはここの管理をした事があるんですか？」
エミ「はい、今もここの図書館の管理をしていますよ」
ほぇ〜
凄いなぁ
エミ「良かったら少し休憩しませんか？美味しい紅茶があるんです！」
喜んで、と伝えると嬉しそうにお茶の準備をしに行った
楽しいなぁ
こんな感情抱いたのは何時ぶりかな
こうやってエーミールさんみたいに何時か
他の幹部の人達とも、吸血鬼の人達とも仲良くできるかな？
いや、何を考えているんだ私
思い出せ
私の大事な兄弟達は吸血鬼に殺された
何を馴れ馴れしく接しているんだ
今は大人しくしていれば良い
油断した頃に幹部達を全員殺す
エミ「Aさん、お茶の準備が出来ましたよ！」
彼は微笑む
その日まで私は仮面を被ろう
誰にも気付かれないように
楽しいお茶会...になる筈だった 16話→←お兄ちゃん １４話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
笹だんご(プロフ) - コメントありがとうございます！初めてコメントしてもらったのでとても嬉しいです！もっと上手く小説が書けるように頑張ります！ (2021年8月12日 19時) (
レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - 楽しみにしてます！投稿頑張ってください！！ (2021年8月12日 18時) (レス) id: c9f6920700 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：笹だんご | 作成日時：2021年8月10日 16時
