１５話 昔の神話は今もなお引き継がれる。奇跡は起こる。 ページ17
なんとか城に私たちは忍び込んだ。
『あっち…。あっちの部屋にキルト王とアリンナ姫がいる。』
聞こえてきたのは
２人の小さな呟き声。
何かを…話していた。
意外に城の守りは浅く、城内へは、あっさり侵入できた。
「わかっているでしょう。貴男が私に従わなければ、この娘の命を奪う、と」
誰かの女性の声。
その声は次第に近くになった。
きっと、この壁の裏の部屋で話しているのだろう。
グミアは私たちに静かにと合図を出した。
「王座を貴様は奪った。それでもう充分だろ。アリンナに手を出す必要はない。」
「あらあら〜、随分と抵抗するじゃないの。まぁ、いいわ。この娘には苦痛と絶望を味合わせるだけだけどね」
色っぽい女性の声と、低いとは言えない少し高めの男性の声。
たぶん…会話からして、キルト王とアルカだろう。
「まずは、この娘の腕を切り落とそうか。」
「そ、それは…」
「おやおや、どうかしたの？キルト王。貴男はこの娘を見捨てたのだから…」
グミアは今だ。と、私たちに合図をして声が聞こえた部屋へと突撃した。
「だ、誰？！」
「アルカ。貴様には此処でﾀﾋんでもらう。」
「あらあら、誰かと思ったら黄緑の娘じゃないの。神話の八色の血筋の娘が、なんと此処に私を含めて５人もいるだなんて…奇跡ってすごのね。」
神話の八色の血筋…？
黄緑の娘？
何がなんだか私にはサッパリ分からない。
「黙れ。今楽にしてやる。」
「その前に、そこの緑の娘は神話の話の内容が掴めてないみたいだから説明してあげるわ。」
『グミア…。』
私は少しだけ怖くなってグミアの服の裾を掴んだ。
１６話 語られた神話。語られた真実。→←１４話 未来の生贄。魔術第三強末ノ術式。まだ予知せぬ未来。
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笹原楓 - 面白いけど、ルカの扱いひどいと思います。ルカ、かわいそうだし、だれかと、恋仲にんあたらなーって。特に、がくぽとか (2016年5月12日 20時) (
レス) id: 972dfa3b83 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» (-^〇^-) (2012年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» 顔文字可愛いよ(笑) (2012年8月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 今木…どうかしたの…？ (2012年7月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
今木 - 健音モモカさん» そうか…ならいいんだ。 (2012年7月30日 20時) (レス) id: 6acdf23370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：健音モモカ | 作成日時：2012年7月16日 19時
