9話 ページ10
みんなで座る位置と挨拶の順番を決めて、マサイがカメラのボタンを押して撮影が始まる。
そして、元気よくシルクの声から始まり、メンバー全員が順に名前を叫ぶ。
シ「どうもっフィッシャーズ、シルクです!」
マ「マぁサイ」
ン「ンダホ!」
モ「モトキ〜」
ウ「ウノ〜!」
ザ「ザカオッ」
ダ「ザカオっ」
シ「違う!w」
もはやこのボケにはつっこまないよ私は。
恒例のボケとなりつつあるしね。
適当にシルクがツッコミを入れて、ダーマが自分の名前をちゃんと言ったところで企画の説明が始まった。
シ「本日やる企画は!!」
マ「なぁんも聞いてないよ?」
ン「ね!今日はなんも知らない。」
シルクは無言のままメンバー全員を順番に見つめていく。
え、何?ちょっと怖くなってきたんだけど。
シ「僕らフィッシャーズ、有難いことにね、そこそこ名前が売れてきてるじゃないですか。」
モ「そうだね。」
ン「ありがたいね。」
シ「忙しくさせていただいてますよ。本当に。」
ウ「え、何〜?前振りが意味わからなすぎる…笑」
ダ「いやそれなんだよ 笑 それはどういう感謝なの?」
シ「昔の俺らってさ、もう、The・“俺らの楽しい”を発信していってたじゃん?」
マ「そうだね。」
シ「でも最近はね、イベントをやらせてもらったり、TV出演させてもらったり…昔に比べるとね、結構“ウオタミ”さん達と関わる機会や交流する機会が増えたと思うんですよ。」
マ「あー確かにね」
モ「まぁそうだね?」
ダ「マジでどういう前振り…? 笑」
ウ「私ガチで分からない 笑」
シ「視聴者の皆さんから、色々意見を頂いてね?それが実際人気企画になったりもしてる訳じゃないですか。」
ザ「んーたしかに。俺たちじゃ浮かばないアイデアくれたりするよね。」
シ「で、俺はこの前Twitterでね、珍しくもないんだけど、企画の募集をしたんですよ。」
マ「ほう。」
ン「なに〜?」
ダ「みんなだんだん怖くなってきてるよ笑」
ウ「いやもう私とっくに怖い。」
シ「まぁ色々あったんですよ。イヤホンガンガン伝言ゲームまたやってとか、大食いやってとか。でも、その中でもかなり多かったのが、今回やる企画なんです。」
ン「なに 笑」
ザ「ねぇもう変にためると怖いからさぁ…」
ウ「いやガチで変なのは嫌だよ? 笑」
ニヤニヤとしたシルクがドンとした顔で企画名を言う。
シ「第一回!“Fischer's恋バナ大会”!!!」
なんですって!?
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作者名:ますもも | 作成日時:2023年3月12日 23時