7話 ページ8
ウ「ねぇねぇ、ストレートとカールどっちがいい？」
モ「んー、まぁ楽な方でいいんじゃない？」
ウ「どっちもかかる手間は同じだよ」
モ「じゃあカール。最近見てないし。」
ウ「おお、食い気味。まぁおっけー頑張る。」
私の使うアイロンはストレートにもカールにもできるあの両方行けるヤツなのね？(伝わってる？)
だから切り替えるスイッチみたいなの押した。
そしたらカメラの三脚を取りに来たザカオがこっちを見て「え！？」ってでかい声出した。
そして駄々っ子みたいな声を上げた。
ザ「ク、クルッ、クルクルにするの！？」
ウ「え、うん。なんで？似合わない？」
シ「噛みすぎwwwク、クルッってwwwww
似合わないんじゃなくてザカオはウノの髪型だとストレートが好きなんだよ。」
ウ「あそゆこと？じゃあストレートにしようか？笑」
また切替スイッチ押してストレートモードにする。
結果的にかかる手間は変わんないしね。
1束分の髪の毛をとってストレートにしようとすると、背中をつつかれる。
擽られるのが苦手な私はビビってアイロンがほっぺに当たりそうになる。
すなわち火傷しそうになる。
ウ「うっひゃ…！？誰、つついてんの！擽ったい！」
こっちはアイロン持ってんだよ！？
熱もった鉄の塊持ってんの！！危ない！！！
つつかれた方向に視線をやると被ってた帽子で顔を隠したモトキが肩甲骨をぐりぐり刺してくる。
おい、地味に痛いからやめろ。
ウ「ちょ、なに、地味に痛いしそれ。」
モ「俺のが先だったじゃん。」
ウ「は？何がよ。」
モ「俺のが先にカールにしてって要望出したじゃん。
なんでザカオ優先すんのさ。」
おーまいがー。
それはー、あれか？
自分が先だったんだからこっちの意見通せよってことか？
いや子供かよ！いいやん別に髪の毛なんて！
夜ご飯とかならまだわかるよ！？
髪の毛て！お風呂入ったら結局変わらんがな！？
それを聞いてリビングにいたメンバー(シルク、ンダホ、ダーマ、ザカオ)はみんな爆笑する。
いや、別に笑ったりはしないけどさ。
あなたそんな子供っぽい駄々こねる人でしたっけ？
ウ「…ハイハイそうでちゅか。優先順位変えられたくないんでちゅね〜、くるくるにしてあげまちゅよ〜。(棒)」
シ「あ、 笑笑 巻いちゃうよ？いいの？ザカオ 笑笑」
ザ「うん、もっきゅん可哀想だからいい！ 笑」
モ「……言わなきゃ良かったぁ」
そんな態度されるとなんかこっちまで恥ずかしいんだけど。
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作者名：ますもも | 作成日時：2023年3月12日 23時
