17話 ページ18
アメリカンフルトもといアメリカンドッグを1つ頼んで早く帰ろうと思った私は持っていたカゴをレジに置いた。
ウ「お願いします」
「はい、お預かりします。」
ウ「あ、アメリカンフルト1つください。」
「アメ…え、はい?」
モ「ばか違うってば。すいません、アメリカンドッグ1つ。」
あ、間違えた 笑
さっき学んだはずなのにもう間違えちゃったよ。
またモトキにバカにされちゃうよくっそ。
まぁいいやとりあえず会計しよ。
えーっと?合計は…860円か。
あ、やばい小銭ない…1000円でいっか。
ゴソゴソと財布から野口さんを出そうとすると、横からヌルッと腕が伸びた。
普通にビビってビクッてした。、
ウ「ひぃぁっ!?」
モ「いや何?その声は 笑笑」
「えーっと、1000円、お預かりします。」
ウ「え、まだ出してない…あ!?」
なんとびっくり、モトキくんが先に払ってました。
普通にビビったけど落ち着いて考えたらさ、私の方が買ってるのに払ってもらったらいかんやろ。
ウ「おい!私が払うから!!何勝手に払ってんの!
あれか!?イケメン気取りか!?馬鹿野郎!」
「えっと……返金致しましょうか…?」
ウ「あ、その1000円じゃなくてこっちで!!」
モ「はいはい、お店の中だし声抑えようね〜。
いや、そっちで大丈夫です。こいつは無視していいんで。」
ウ「はぁ!!?」
「かしこまりました、ではこのままお会計させて頂きますね。」
モ「お願いします。」
マスクで口元が隠れているから分かりにくいけど、
綺麗な二重が三日月形に緩んだことで微笑んでいる事が分かったのか、対応してくれていた店員さん(女性)は顔を少し赤らめた。
なんだよ、いっつも店員さんにそんな丁寧にしない癖に。
いつまでヘラヘラしてんだバカ。
ウ「ありがと、奢ってくれて。」
モ「ん、どういたしまして〜」
ウ「いつまでそんなへらへらしてんだ。」
モ「酷いな。」
「こちら140円のお釣りです。」
モ「ありがとうございます。」
ウ「ありがとうございます。」
「ありがとうございましたー」
あの店員さんめっちゃモトキのこと見てる。
あ、まだ視線こっち向いてる。
惚れたのか?
ウ「むーーー」
モ「なんでそんなにふくれてるの 笑」
ウ「膨れてないっ」
モ「それは無理があるよー? 笑」
拗ねるなよ〜お礼言っただけでしょ〜?何ていいながら頭ポンポンして隣を歩くモトキ。
なんだよ!!
ウ「子供扱いするな!!」
モ「でも子供扱いされるようなことしたじゃん 笑」
近所の兄ちゃんか!!
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作者名:ますもも | 作成日時:2023年3月12日 23時