12話 ページ13
いやね、分かるよ?
周りに恋人できた人が多いからって自分も作るみたいな。
大して好きでもないのに「恋人がいる」っていうその看板のためだけに相手を振り回す人。
私の友達にもそれをされて泣いてる子がいたからよく知ってる。
でもほんとタチ悪いよね、アレ。
ウ「いや、ダホちゃんはほんとにいい人だね。」
ン「え、そう? ウノに言われるのなんか嬉しいな 笑」
シ「そうだよ、そんなガッツリ褒めるの珍しいね」
ウ「私の高校の友達にさ、ずっと好きだった人に告白して付き合ったけど、相手は好きじゃなくて「彼女がいる」って言うのに憧れて告白受け入れただけで結局破局した友達がいてね。」
モ「あー知ってるその子。」
ウ「うん多分モトキは知ってると思う。」
モ「クラスも一緒だったでしょ?」
ウ「そうそう。仲いい子だったからさ、振られたって泣いてる時に色々話とか聞いて、男側のクソな部分知ってめっちゃ腹たったのね?」
シ「うん」
ウ「だから告られた時にこっぴどく振った。」
モ「は??」
ン「え!告られたの!?」
ウ「うん。私の友達と別れた1週間後?くらいに。」
シ「やぁば 笑笑」
ザ「え、どうやって断ったの?」
ダ「男の事ちゃんとブスとか言った?」
ン「ブス 笑笑」
ウ「うーん、容姿のことは貶してないよ。内面をちょっと言った。」
シ「えなんて言ったの 笑」
え〜なんて言ったっけ…。
あ、思い出した。
ウ「“もっとまともな性格になってから物言えクズ”」
全「wwwwwwwwwwwwwww」
いやだって…ねぇ?
友達とかの以前に人のこと道具みたいに使って傷付ける人と付き合うとか普通に嫌じゃん?
性格ヤバいよ、直しな?って意味込めてキツめに振った。
言い方悪かったかなってちょっと思ったけどアイツがしたことに比べたら可愛いもんだろってことで。
シ「……っ笑笑」
ウ「なんで笑うの」
シ「いやさっきからモトキの元気ないから 笑笑」
モ「……。」
あらら、告られたって知らなかったからショック受けたの?
さっきの私の気持ちがわかったろ!
これでおあいこだ。
モ「…いつ告られたの?」
ウ「え、高2の〜…夏?くらい。夏休みに入る直前くらいだったかな。」
モ「…あ〜…俺に先帰れってやたら怒ったやつか。」
ウ「別に怒っては無いけど笑」
シ「幼馴染ネタやめろ俺ら分かんねぇから 笑笑」
ウ「何、幼馴染ネタって 笑」
ン「あれだよ、モトキとウノにしか分からない共通のネタのこと 笑笑」
モ「幼馴染しか分からないネタってこと? 笑」
シ「そう 笑」
なんじゃそりゃ 笑笑
29人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ますもも | 作成日時:2023年3月12日 23時