10話 ページ11
シ「第一回!“Fischer's恋バナ大会”!!!」
なんですって!?
恋バナ!?こんな9割男の軍団で!?
視聴者さん達も変わってんねぇ…!?
こんな男どもの恋バナ聞いて楽しいか!?
モ「うわぁ、俺苦手なヤツじゃんかぁ… 笑」
ウ「そだね、苦手だろうね 笑」
シ「〇〇やって下さい!って中に、皆の恋愛事情知りたいです!とか初恋の話聞きたい!とかが結構あって、そんなに所望してくれるならやろうじゃないかってことで!今回、メンバー全員で恋バナしたいと思いまぁす!」
シルクだけが元気よく拍手をしている。
いや待って待って、ごめんけど恋バナとは無縁の人生送ってきてるんですけども?
話せること何も無いんですけど!?
ウ「ごめん今回の企画、私無力だ。」
シ「え!?」
いや何その反応。
男を取っかえ引っ変えしてキラキラピカピカのアオハル人生を送ってたんじゃないの?みたいなさ。
こんな色気もクソもないブッサイクな女に恋人なんて素敵なもの出来るわけないじゃない。
そもそも好きな人だっていたことそんな無いし。
ウ「好きな人とか恋人とか、そんなキラキラなもの私の人生にはないです 笑」
モ「あー 笑」
幼馴染だからかは分かんないけど、モトキだけが私の発言に同意している。
てかモトキだってその手の話のネタ持ってないでしょ絶対。
だって小5以来全然聞いたことないもん。
〇〇ちゃんと付き合った〜とか、キスした〜とか。
小学生はノーカンだもん。
このまま「俺、一生独身でいい」とか言わないよね?
ウ「私とモトキは話せるネタ少ないよね?笑」
モ「俺……も、うん、そうだね。」
ウ「いや何今の間。」
シ「いや、モトキはあるでしょ 笑」
マ「俺モトキの好きだった人知ってる 笑」
ダ「それはそれでおかしいけどな?」
ウ「え、待って待って待って?何であーたら知ってて私が知らないのさ。おかしくね?おかしいよ。」
モ「いやまぁ…だって…ねぇ? 笑」
ウ「口軽いと思われてるのか!?軽くないよ!?知ってるよね!?私って秘密とかはちゃんとしっかり守るタイプだよ!?」
そこそこショックなんですけど!?
私は悩み事あったら速攻でモトキに頼るのにモトキは違うんかい。
いや、あれ、思ったよりこれ悲しいぞ。
ウ「…もうもっきゅんいやだ。」
シ「あ、拗ねた 笑笑」
モ「いや違う、言わなかったんじゃなくていえなかったんだって 笑」
ウ「言い訳だよ言い訳。もう口聞いてやんね。」
モ「も〜 笑 機嫌直してよ〜 笑」
治せるならとっくに治しとるわ!
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作者名:ますもも | 作成日時:2023年3月12日 23時