検索窓
今日:15 hit、昨日:111 hit、合計:188,735 hit

お兄ちゃんと我慢 ページ41

 
 
 
 
なんとかこの裸族男たちに




パンツを履かせることが出来た




賢二郎でさえ






「はぁ?スウェットなんて暑いだけだろ。下履いてんだからいいじゃん」






と言ってパンツ一枚で過ごしている




無言でスウェットのズボンを差し出せば




流石に危機感を感じて下だけは履いてくれた




女子への配慮が全くないのが腹立たしい




その点夏樹はきちんと服を着て




私の隣でバレーバレーと呟いている




かわいい…かわいすぎるぞ夏樹




お前は兄ちゃんたちみたいになるなよ




髪の毛を乾かしてやる代わりに




今すぐにパンツを履けと言えば秒で着替えた春樹




さっきまで夏樹が座ってた位置に今度は春樹が座る




春樹の髪の毛は少しだけ夏樹より多い




だからその分乾かすのに時間がかかる




まぁサラサラなのであんま変わらんけども






「ん、終わり。動いていいよ」




「えー、まだやって!」




「乾いてんのに?」




「頭触られるの好きなの」




「……可愛いかよォ」




「ちょ、ねーちゃんやだ!」






遠回しの頭撫でられたい発言に私は胸を打たれた




夏樹と同じように頭を抱えて抱きしめる




私の弟、マジ天使






「ちょ、春樹痛い痛い。わかった離す、離すから!
女の子叩くんじゃないよ。……賢二郎は?使う?」




「なにを?」




「ドライヤー」




「いらね」




「髪の毛パッサパサになるよ?」




「別に問題ねぇし」




「ふーん」






上半身裸で麦茶片手にスマホを触るな




お前私と1歳しか違わないのに




なんでちょっと色気あんだよ




腹立つほんと




ぽたぽたと垂れ続ける水滴が




そこそこ鍛えられた胸筋や腹筋に




滴り落ちるのを見ると




ダメだと分かっていても




嫌がられると分かっていても




怒られるかもしれないと分かっていても




我慢が出来なくなった
 
 
 
 

お兄ちゃんと心音→←お兄ちゃんとドライヤー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
140人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 白布賢二郎 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぬぬ - ウインナーのくだりで察してしまい吹きました、、 (12月19日 16時) (レス) @page17 id: 74e0460151 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ますもも | 作成日時:2023年10月22日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。