お兄ちゃんとハプニング ページ39
洗面所のドアを開けると
最悪な場面に出くわしてしまった
「うわっ、ちょ、まだいたの」
「…おい。覗くなよ。欲求不満か？」
「冗談言わないでよ。賢二郎の体なんて毛ほども興味無いから」
扉を開けたら制服のシャツを脱ぎ終わって
私と同じくらい白い背中が丸見えで
続いてベルトを外そうとしている賢二郎と
少女漫画よりもバッチリ目が合った
よく大人向けの本に書いてある表現を使うなら
ベルトをカチャカチャしてるところだ
少しどころかかなり驚いた
誰が欲求不満だよとイラついたけど
ノックもせず入ったのはこちら側なので
喧嘩腰の言葉を軽く受け流して
家族用のドライヤーを片手にさっさと部屋を出た
思ったよりもずっとずっと筋肉があって
1つ上だろうとアイツは男なんだとビビったなんて
絶対に言えないな
心做しか少し赤くなった頬を冷ますように
小走りでリビングに戻った
「あれ、ねーちゃんはけんじろにーちゃんと入らないの？」
「はぁぁ！？入るわけあるかっ！」
「なんでー？」
「なんでも！」
賢二郎と一緒にお風呂に入っていたのは
私が夏樹と同じ歳が最後だ
5年もお風呂なんて一緒に入ってないのに
今更入るなんて無理だ
一緒に入るくらいなら私はお化け屋敷で暮らす
どうしても入らないといけないなら
アイツの目玉を潰す
じゃないとはずかしくてやってられん
弟たちに否定の言葉を吐こうとした時
洗面所から大きな物音がしたのはなぜだろうか
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ぬぬ - ウインナーのくだりで察してしまい吹きました、、 (12月19日 16時) (
レス) @page17 id: 74e0460151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますもも | 作成日時：2023年10月22日 3時
