Fischer's・ウノ 3

・ ページ8

モトキくんの初キスの過去を都合よく変えています。
ご注意下さい。

ーーー

私のタイプを公開した後もゲームは進んだ。

ンダホが1回休みになったり、シルクの語尾がぴえんになったりしてた。

そして次はモトキの番。

止まったマスは、まさかの…


シ「初めてのキスのエピソードを語る！！」


だった。

待ってください。本当に待って下さい。

知る限りだよ？私が知る限りさ、

初めてってたしか私なんですよね。

動画で公開するの？キスしたことありますって？

モトキのリアコのリスナーに殺されない？私。

やだ。やだよ？

お母さんとの話とかにしてね？してよ？しろよ？？

念を送るが、その思いは届かず、モトキは語り始めた。


モ「小学…5年生？の頃かな？」


あ、終わった。

私とのやつだ。それ。

遊んでる最中のやつでしょ？

ねぇ、ベンチでジュース飲んでる時のやつでしょ？

恥ずかしいからほんとにやめて。やめよ？やめろ。


モ「ちっちゃい公園があって、そこのベンチに座ってたんだけど、」

ン「うんうんうん」

シ「おん、それで？」

ウ「凄い食い気味 笑」

モ「どっちから言い出したのかちょっと覚えてないんだけど…どっちかが『チューしよ』って言って、シたんですよ。」

シ「うぉおお！」

ン「えぇー！！」

ザ「おぉぉ！｣

ウ(最悪だ、バラされた。)


シルクたちは友達の初キスエピソードに盛り上がっていたけど盛り上がっていない私に違和感を持ったンダホが話を振ってきた。


ン「あんまりウノ驚いてないけどさ、もしかして知ってた？幼馴染だし。」

ウ「え、…いや、まぁ…え？」

シ「何その反応w」

ウ「いやまぁ、知らないことは…まぁ、…うん、ない。」

モ「……。」

ザ「え、？ww まさかの？？ww」

シ「あ、そゆこと！？ウノが相手ってこと！？」

ン「きゃーー！」

ウ「いや、ちがうよ？私が相手じゃないよ？？」


こうなったら無理やりでもいいから誤魔化してやる。

余計なこと言うなよ、モトキ。


ウ「相手が私の知り合いだったから！モトキから聞いたんじゃなくてその後その子本人から聞いたから知ってたの！」

シ「あ、そーゆーこと？w」

ン「きゃーとか言っちゃったよ」

ザ「なぁんだ」

モ「興ざめしないでよw 次行こ！はい、ウノ回して？」


何とか誤魔化せたっぽい、、？笑

安心してたら何故か視線を感じて、横を見ると凄い怖い顔でモトキが睨んできた。

いや、だって、初キスの話をカットするわけないし。

だからってバレたくなかったんだもん。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す