9話 ページ11
｢
『あ、うん』
｢吉田です。1ヶ月よろしく｣
『こちらこそ』
次の席替えまでつまらないなと黒板を眺めていたら、ガタガタと音を鳴らしながら声をかけられた。
誰だろうと声の方を向くと、目の前には眼鏡をかけた真面目そうな男の子
大人しくはあるけれど白布くんとはまた違ったタイプの人間で、まさか話しかけられると思わなかったから少し反応が遅れた。
そんな彼は既に難しそうな小説を読んでいて、特に話したいこともないし と私は黙って席に着いた。
席替えごときで？と思われるかもしれないから、目が潤んでいるのを隠すように俯き気味に。
｢如月さん目悪いってホント？｣
『え、？…まぁ…良くはないかな』
｢へぇ、ちょっと意外｣
『私コンタクトしなかったら人の顔の判断つかないよ』
｢え、そんなに？｣
会話が止まって数分後、いつの間にか読んでいた小説を閉じていた吉田くんは
何が面白いのか私の視力の話を始めた
白布と席が離れて落ち込んでいた私はショックな気持ちを拭うために、少し大袈裟に笑顔を作って話を続けた
｢……………｣
｢白布？どうした？｣
｢いや、別に｣
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柚宇 - とっても面白そうです！続き楽しみにしてます！ (3月6日 16時) (
レス) @page3 id: 619c9e8827 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 気になります！続き！楽しみにしてます！ (3月5日 17時) (レス) @page3 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
名無し42761号(プロフ) - 続きが気になります！！！がんばってください！！ (3月4日 22時) (レス) @page3 id: e8c8cf9499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますもも | 作成日時：2024年3月4日 22時
