妹と部活 ページ28
｢…ちわーっす｣
｢おう、おつかれ｣
放課後になれば
雑念は頭から抜け落ちる部活が始まる
最近はサーブの強化に取り組んでいるのか
サーブの掛け声が監督からかかると
次のメニューにはなかなか移らない
昨日、五色のスパイクに触ってやらかした
人差し指の突き指の痛みを我慢して
隣に天童さんがいることを忘れて
昼間のストレスを発散するために強めに打った
｢賢二郎、今日は随分と気合い入ったサーブだネ？｣
｢そ、そうですか？｣
｢なぁんか嫌なことでもあった？｣
｢いえ特には｣
｢あ、あったんだ｣
｢…………｣
｢んっははは！兄妹揃ってわっかりやすぅい！！｣
｢Aほどじゃないです｣
｢オレからしたら同レベル☆｣
｢……そーですか｣
顔付近に飛んできた向こうからのサーブを
パシンと片手で避けながら
つくずくこの人には隠し事が出来ないなと苛立つ
コートの端でキョロキョロオドオドしながら
ノートとペンを握っている
どうせ今日もまともな記録は取れないだろうと察した
いつもの事だがそれにもイラついた
だったらまだAが来て
ささっと記録だけでもやってくれた方が
いくらかマシだと密かに思う程には
アイツの無能っぷりには困っている
部室に五色が1人で来たから
瀬見さんが今日はAはいないのかと
こっそり聞いていたのをたまたま隣で聞いたら
今日は用事があるからと断られたらしい
今日はドリンク自分で作ろうと決めて
サーブを打った
｢アーーー！賢二郎がラブレター持ってる！！｣
｢は！！？誰から！？｣
｢ちょ、勝手に見ないで下さい｣
斉藤先生の体調不良で少し早く終わった部活
どうせなら早く帰りたいのに
今日に限って変なものを持っているから
見つかったならしばらく帰して貰えないだろう
俺宛てでは無いことと
俺のクラスメイトが書いたのもということを伝えると
すぐに興味を失うかと思ったのに
ますます目を輝かせるものだから
頭が少し痛くなった
それと同時にふと思い出したのは
授業の時の小さいメモの内容
【さっきの手紙、お前の彼女に渡しといて】
【Aちゃん、ね】
天童さんが持つ便箋には確かに
《Aちゃんへ》と書いてあって
何故かますますイライラした
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シオン(プロフ) - 夢主が東京で迷子になってナンパされてた所を、梟谷と音駒に助けて貰う話が見たいです！ (1月8日 1時) (
レス) @page38 id: b41969ae61 (このIDを非表示/違反報告)
春夏秋冬(プロフ) - けんじろと夢主が入れ替わって１日ほど過ごすのを見たいです (1月8日 0時) (レス) @page38 id: 5081c5e530 (このIDを非表示/違反報告)
bjbk956fw8(プロフ) - 多分流れちゃったのでもう1回送ります！賢二郎を看病する夢主が見たいです！ (1月8日 0時) (レス) @page38 id: ef1818b905 (このIDを非表示/違反報告)
ミラコ - リクエストで、夢主が幼児化しちゃう(その逆も)お話が見たいです！沢山のリクエストに応えてるので大変だとは思いますがよろしくお願いいたします！(これからも応援してます！) (1月7日 19時) (レス) id: 4b0e417867 (このIDを非表示/違反報告)
Min(プロフ) - 味の素の施設がいいです。お願いします🙏🙏 (1月7日 16時) (レス) id: 91248d5c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますもも | 作成日時：2023年12月17日 0時
