怪盗の相棒は探偵で彼の想い人です【名探偵コナン】【まじっく快斗】

４７：盗み聞きもう一人 ページ8

すると、そこへ蘭と園子が出入り口から顔を出した。



園子「みんなー、次郎吉おじ様がスカイデッキに案内してくれるって!」



蘭「ビッグジュエルが見られるわよ!」



窓から景色を眺めていた元太たちは「やったー!お宝、お宝!」と出入り口に向かって走ってきた。



園子「よぉし!お宝が見たいかー!?」



光彦,歩美,元太「おー!」



拳を突きあげた三人が園子の後を着いていき、蘭が「コナン君たちも行くよ、希穂も行こ！」と声をかける。



希穂とコナンが行こうとすると、灰原がフッと笑みを浮かべた。



哀「まぁ、どっかのピーターパンたちに横取りされて夢の国に連れて行かれないように、しっかり手綱握っとくのね」



コナン「……何だそりゃ」



コナンは眉をしかめながら灰原の後ろ姿を見つめる。



コナン「あ、博士にクリスティ。さっきのUFOの話、蘭には内緒だぜ」



阿笠「わかっておる」



博士は肯定するが、希穂はつまらなそうな顔をして腰に手を当てる


「え、ざんねんだなあ〜言ったら面白いのに」



とコナンがすぐさま否定する



コナン「いいから言うな」



「わかったわかった」



阿笠博士がウインクし、希穂が両手を肩に上げて降参という風にするとコナンたちも灰原に続いてダイニングを出ていく。



すると、ダイニング中央にある配膳室の前に立っていた、そばかす顔の若いウェイターが、フッと微笑んだ＿＿＿。

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