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80:全幅の信頼を置いていた人 ページ41

哀「それ、本当なの?」


かすかに震えている灰原の声がリビングに響く


コ「・・・連絡も届かねぇし、消える前に一通のメールが来ただけなんだ」




”しばらく会えないかも〜私がいなくても女の子には優しくしなよシャーロック!

言っとくけど、暗号とかじゃないからね…?





クリスティより”



たったそれだけのメール


哀「‥‥希穂さんが消えた?」


コ「‥‥あぁ」




どこか暗い面持ちで告げたコナン。


そんな彼に、灰原はため息をついた。





哀「馬鹿ね。あなたも相変わらず」


コ「はぁ!?」


哀「そんなしけた顔してたら、それこそ彼女の思うツボよ」





‥‥そうだ。彼女はいつだって非日常を求めていた。


だからこそいつもこちらに協力してくれていたのだ


きっと今、コナンの顔を見れば、彼女は笑って言うのだろう。





哀「『あれ?もしかして私がいなくて寂しかったわけ〜?シャーロック』

‥‥なーんて、言うんじゃない?」


コ「‥‥はは、あの薄ら笑いでな」




灰原は、ようやく明るくなってきたコナンの表情を見て微笑むと、彼女のことに思いを馳せる。



哀(‥‥彼女はいつまでも子供よね。すべてを見ているようで肝心なところを見落としている

そんなんじゃ、いつか誰かに泣かれちゃうわよ)




少女は知っている。


彼女の狡猾さと気まぐれで救われた人間が、たくさんいることを。


彼女のたった一言で、救われた人がいることを。




友情なんていう簡単な


生温いものではない




彼女になら、全てを預けられるという、全幅の信頼。



哀「‥‥私だって、貴女を信じてるんだから」



だから早く、戻って来て。







(あの日見た笑顔が、頭から離れないの)

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極・吹雪姫 - がんばれ、、、です (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
いえーーー - 夢主と快斗でポッキーゲーム!あ、でも夢主ポッキーゲーム知ってるかな? (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます!続編もう少しで出すのでよろしくお願いします! (2017年8月24日 11時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです!応援しています!頑張ってください!! (2017年8月24日 10時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 藤堂ナオミさん» 沢山コメントありがとうございます!頑張ります!! (2017年8月17日 20時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木城 時雨 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年6月9日 21時

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