60:ねえ何がしたいんだい。私要る? ページ21
コナンは電話を切ると、石垣海岸に建てられた四角い建物『おひるねハウス』の上にカルーアを真ん中にキッドと並んで座ってヘリコプターを待っていた。
キ「おい、どこに工藤新一がいるんだよ。おまえだろ、工藤新一は」
「だいたいどこに八雲希穂を出す必要があったっつーの」
目暮とコナンの会話を聞いていたキッドとカルーアがあきれた顔をすると、コナンは「だーかーらー」と自分の胸に手を当てる
コ「オレとクリスティに化けてくれって言ってんだよ」
「だから何で私が化ける必要が…」
コ「飛行船に着くまででいいからさ」
キ「ったく……またお前に化けるのかよ」
コ「は?」
キ「あ、いや……手を貸すのはいいが、俺等の仕事の邪魔すんじゃねえぜ」
コ「それは保証できねえけど…なるべく努力するよ」
コナンがニッコリと笑うと、キッドとカルーアは疑い深そうな目でコナンを見た。
「…わかったわかった。じゃあ変装してくる」
快「…んで?名探偵と何があったんだよ」
コナンには見えない位置まで移動するなり元の姿に戻ると快斗が希穂に問い詰める
「…なぜバレたし」
快「いやわかんだろ!どうみたってあの態度何かあったよな!?」
「実はですね…君と同じことやったんだよ…もっと悪いかもだけど…うん」
快「同じ事って…え」
思い当たったことがあるような顔をする快斗に希穂がにっこりと笑う
「希穂=カルーアだよって言って難を逃れただけ「何やってんだ手前!」
何ともなさそうに云う希穂に流石の快斗も突っ込む
「いやね、私だってこんな方法取りたくなかったけどさあ…ほかに思いつかなかったんだもん」
と言って少し頬を膨らませる希穂。と快斗が顔をそむけた
「ん?お〜いどうした〜?」
快「もういいからさっさと準備してこい」
「…ああ、うん」
そう言って希穂は少し離れて行った
快「何だよ今の…」
希穂が見えなくなって顔を上げた快斗の顔は真っ赤だった
新一と、希穂に変装したことになっているキッドとカルーア、コナンを佐久島で拾ったヘリコプターは、日が暮れかかった空を旋回上昇した。
佐「久しぶりね、工藤君に希穂ちゃん」
後部席に座った佐藤が微笑むと、キッドとカルーアは「どうも……」と軽く頭を下げた。
佐「でも驚いたわ。コナン君も一緒だったなんて」
コナンがヘヘッと笑う。
高「佐久島に何か用でも?」
61:降りたまでいいよ…何してんの→←59:こんの自由主義者達め…
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極・吹雪姫 - がんばれ、、、です (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
いえーーー - 夢主と快斗でポッキーゲーム!あ、でも夢主ポッキーゲーム知ってるかな? (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます!続編もう少しで出すのでよろしくお願いします! (2017年8月24日 11時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです!応援しています!頑張ってください!! (2017年8月24日 10時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 藤堂ナオミさん» 沢山コメントありがとうございます!頑張ります!! (2017年8月17日 20時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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