57:思い切り行くのって…勇気いるんだよ… ページ18
キャットAとBはコナンたちをラウンジに連れていき、コードを切断された四つの爆弾をテーブルに置いた。
リーダーが爆弾の一つを手に取り、コナンたちをにらみつける。
リ「おまえがやったのか?」
コナン「やったのはボクさ。こいつらは関係ないよ」
コナンが言うと、リーダーは爆弾をテーブルに置いてコナンに近づいた。
コナンの背後にいた歩美たちは恐怖で後ずさったが、コナンは怖けることなくまっすぐとリーダーを見上げた。
リーダー「フン……いい度胸だ」
笑みを浮かべた瞬間__リーダーはコナンの襟首をつかみ、展望デッキの傾斜窓を開けた。
そしてコナンを外へ放り投げようとした…刹那
ドサッ
2つの何かが倒れる音と同時にラウンジ近くの扉が勢いよく開かれ、人影が飛び出した
「ちょっと待ったぁ!!」
リ「何!?」
外で待機していたはずの護衛を突破されたこと、そして…未だに発見されていなかった人物がいたことに驚いたリーダーが手を止めてしまう
蘭「希穂!」
全員の目の前に姿を現した希穂に、蘭を含め知り合いの顔が一瞬晴れる
リーダーが手を止めているのを確認し、希穂はニヤリと笑うとリーダーに歩み寄る
「…その子を離してくれるかしら。爆弾解除を命令したのは私、その子に責任はないわ」
その言葉にリーダーが笑みを浮かべる
リ「こいつを庇うつもりか?」
「まっさか…私、嘘はつかない主義だけれども?」
そう言って希穂は首裏に手を当ててリーダーの方に目を向ける
リ「そこまで庇うつもりなら…此奴が落ちても助けるんだろうな?」
そういってコナンを窓の方に近づけ…
「な、待て!」
そのまま手を離した
希穂は舌打ちをすると窓まで駆け寄り、窓枠にバランスをとって立つと後ろを振り向いた
「君たちの行動には些か拍子抜けしたよ…では皆様、またいつか、花舞う月夜のもとでお会いしましょう」
そう言うとそのまま勢いよく飛び降りた
一同が息を吞む
蘭「コナン君!希穂!」
快(くっそ!)
蘭が悲鳴のような声を上げ、窓に駆け寄った。
すると、ウェイター姿の快斗が蘭の身体を押さえ、窓から勢い良く飛び降りた。
蘭「あ……!新一……!」
蘭は思わず叫び、猛スピードで下降するキッドを窓から見つめた。
58:無事島に到着…したのか?→←56:今回も又ご迷惑をお掛けしますね
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極・吹雪姫 - がんばれ、、、です (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
いえーーー - 夢主と快斗でポッキーゲーム!あ、でも夢主ポッキーゲーム知ってるかな? (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます!続編もう少しで出すのでよろしくお願いします! (2017年8月24日 11時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです!応援しています!頑張ってください!! (2017年8月24日 10時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 藤堂ナオミさん» 沢山コメントありがとうございます!頑張ります!! (2017年8月17日 20時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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