怪盗の相棒は探偵で彼の想い人です【名探偵コナン】【まじっく快斗】

５３：逃げるが勝ち、これ基本ね ページ14

コナンside?


コ「オイそれって…」


真逆こいつが？

「そう、私が怪盗カルーア本人だとしたら。貴方は本当に私を突き出す？」


真逆こいつがカルーアなのか？


でもだとしたら全ての辻褄が…



脳裏に希穂の言葉が駆ける

“私は怪盗の逮捕には協力しないよ。え、理由？そうだなあ…興味がないもの”




“悪いんだけど、その日は用事があってさあ”



…あれが全部嘘だとしたら？本当は怪盗をしていることを隠すためだとしたら？



「信じるか信じないかは、シャーロック。…君次第だよ？どうする？」


顔を上げると既にそこには誰もいなかった


コ「な…っ！待て！」


声の聞こえた後ろに振り向くとそこには何時もの余裕を浮かべた挑戦的なクリスティ…いや、カルーアの姿が



「それじゃあ君もせいぜい足掻いてみてね、名探偵？」


コ「クソっ逃げられたか…」


慌てて追うが曲がり角のところで姿を見失ってしまった


でも真逆…


コ「今のは動揺させるための嘘、何だよな…」


彼奴の言ったことが本当なのか嘘なのか





いくら考えても答えは見つからなかった




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「ハァ…何とか撒けたか」


ただいま変装してウエイトレスっぽくなってる希穂です。


え、ふざけるな？だってこうもしたくなるじゃん


「捨て身の作戦とはいえこれ後で言い訳するの絶対面倒だよね…」


暫くは飛行船内で隠れてるとしますか…


と突然鳴る電話


一体誰が…快斗？

≪あ、希穂か？実は面倒なことがあってよ…≫







こいつもなんかやらかしたんだな。何か絶対的な確信もてるわ。←





「何？面倒な事って」

≪名探偵の彼女いるだろ？キッドだってバレて名探偵に化けてやり過ごしたんだけどよ≫



今何と言った




もう一回聞くぞ




今何と言ったお前








「蘭さんにバレた…？シャーロックのふりをしてやり過ごした…？」





バレたときめっさ恐ろしいやんけ。いったいどんな報復が来るか分かってんの？


大阪弁混じったのは不可抗力でしょ。だって…



シャーロックにバレたら絶対殺人ボール吹っ飛んでくるよ？←

蘭さんにバレたらおっそろしいかかと落とし当たり飛んでくるよ？←




何やってんのアンタ





…馬鹿だと怒鳴りたいけど怒鳴れない







私もそれ相応の事をしたから何も言えないんだよねこれ



…迂闊でしたよ私が、ええそうですね！


≪あー希穂？≫


…って前方からシャーロックが！


「ごめん、また後で連絡するわ」


≪おい！？≫

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