41:謝罪と電話 ページ2
「は」
呆れたような声に聞こえるが、内心怒りの方が勝っているであろう希穂の声が家に響いた
その声の原因となったのは仁王立ちする希穂の前で正座をしている快斗。
「え待って。何それ、快斗超人か何かだったの」
快「いや違うから、俺の勘違いだっただけだから」
どうしたらそんな勘違いができるのかわからないんだけど…と心の中で呟きながら、希穂が聞き直す
「でもね?勘違いで1カ月と1週間間違えることってなかなかないと思うんだ」
思わず希穂から溢れ出ていた殺気に怖ぇ、と身震いをさせながら
快「偶にはそういうことぐらいあるもんだろ」
希穂はそれを聞いて溜息をついた
快斗からすれば理解できぬその行動に理不尽さを感じるが次の言葉によってそれは消えた
「勘違いによって私にどれだけ迷惑がかかってると思う?私が言った方がいいの?」
快「結構です!!」
しかし快斗の言葉も虚しく希穂が手を上げる
「まず初めて私に逢った時の君の発言“組織のやつか”…随分失礼だったね。私君の事助けたんだよ?
2つ目。二度目となる私への疑惑、あれの根拠酷かったよね。何だっけ…“普通ハックなんてするわけないだろ”いやいや、それで疑われたら可笑しいでしょ」
希穂によって立てられた2本の指。それには流石の快斗も身の危険を感じた
快「いや、でもマジで悪かったって「それで済むと思ってたの」…いいえ」
快斗が謝ると希穂はにっこりと笑う
「今、謝ったね」
アレーなんか雲行き怪しくね…と思わず正座から腰を上げる快斗。次の希穂の一言で立ち上がった
「どうやって反省させてやろうか」
快「勘弁して!!」
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パンパン
「は〜すっきりした。じゃ、次から気を付けてね」
快「ハイ」
希穂が手を払いながら快斗の方を見るとそこには大量の金魚と縮こまった快斗。彼女が快斗に何をしたのかはご想像にお任せする
快「いやしっかし…だからって合同でやる必要性ってあんのか?」
合同でやる必要はないが、こちら側としては今回気になることもあるので合同の方がいいと丸め込むのには時間を要したが肝心なところは誤魔化してある
大体次郎吉とくれば絶対に来る危険人物がいるというのに1人で突っ込むのには些かの根性がない限り難しい
「まあその辺とやかく言う必要ないって「prrrrprrrr」…うん?あ、噂をすれば彼奴からだ」
電話の画面には工藤新一の文字が
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極・吹雪姫 - がんばれ、、、です (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
いえーーー - 夢主と快斗でポッキーゲーム!あ、でも夢主ポッキーゲーム知ってるかな? (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます!続編もう少しで出すのでよろしくお願いします! (2017年8月24日 11時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです!応援しています!頑張ってください!! (2017年8月24日 10時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 藤堂ナオミさん» 沢山コメントありがとうございます!頑張ります!! (2017年8月17日 20時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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