【SVT】君と繋がる糸電話４【WOOZI】

第148話　乾杯 ページ4

＿＿＿11月22日。







『それでは！Shining Dance Contest優勝と！！我らが天才、ウリジフニの誕生日を祝して！



かんぱ〜〜い！！！！！』





「「「「「かんぱ〜〜〜〜〜〜〜〜い！！！！！！！」」」」」






スニョンの乾杯の音頭と共にならされたグラスの音が心地よい。





「ジフナ、改めておめでとう」



「ん、ありがとう」



最後にジフンとグラスを鳴らすAは、テーブルの一番左端でジフンの隣に座っていた。


というのも、最初は主役として、サークルメンバーに囲まれた中心席に座らせられそうになっていたジフンたっての希望だ。


Aもジフンのことを考えて離れた席にいるつもりだったが、しっかりジフンに確保されてしまったのだった。


Aの前にはミンギュ、ミンギュの隣にはウォヌ、スアと並んでいる。


ジフンの右隣にはスニョンがいるし、なんだかんだ見慣れたメンツになってしまった。




「皆お疲れ、そしてジフナおめでと〜今日はたくさん食えよ」



そこに一人、見慣れない圧倒的美形の青年が料理を運んできた。



「ジョンハニヒョン〜〜！どうでした！？俺たちのパフォーマンス！！大会の日は長く話せなかったからーー！」


どうやらスニョンの知り合いらしいと、その”ジョンハニヒョン”を改めて見やるA。



……天使、そんな感想が似合ってしまうような人だった。




「本当によくやったと思うよ。俺たち皆久しぶりに踊るか、なんて言いあったくらい良い刺激貰ったんだから」



「ヤハーー！ヒョンの誉め言葉、もっと聞きたい！」



「ったくスニョンは強欲だな、振り付けも曲も一貫して伝えたいことが全部伝わってきて一種の衝撃を受けたよ」




そんなことを言いながら彼はこちらにその天使のような笑みを向けてきた。


突然のことに緊張してしまうA。

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