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翌朝、目が覚める。
しばらく仰向けのまま、
天井をボーっと眺めていると、
病室のドアが、ゆっくりと開いた。
シャワーでも浴びてきたのだろうか、
Aが、石鹸の香りを漂わせ、
部屋に戻ってきたようだ。
『あ、おはようございます』
Aは、俺が起きていることに気付き挨拶をする。
「...おはようさん」
俺は挨拶を返しながら体を起こし始めた。
『あの......昨日はご迷惑おかけして、
本当に....すみませんでした...』
頭を下げ、申し訳なさそうな表情をするA。
「あぁ....んなこと気にすんな」
何で泣き出したのか、あの後どんな夢をみたのか、
聞けなかった。
Aは、もう一度俺の方に会釈をし、
医療器をガラガラと引いて、自分のベッドに向かう。
すると、その後すぐに、
〈トぉぉぉぉシぃぃぃぃぃっ！！〉
どっかのゴリラ局長が、
勢いよく病室の扉を開けて入ってきた。
「..っるせぇ！病院でぐれぇ静かにしろ..！
俺一人の部屋じゃねんだ..！」
俺は、近藤さんの声量の２分の１の大きさで言う。
〈すまんすまん...いやぁ、俺を護る為に、
こんな怪我負っちまって....
大声出さずにはいられんだろうよ〉
隣でヒックヒックと、泣くフリをする近藤さん。
「いや誰がいつアンタの為に負った怪我だと言った
つーかずっと別行動だっただろうが」
〈...そうだっけ？
.....あ、そうだこれ...頼まれてた調査書
こんな時くらいゆっくり体休めりゃいいのに...〉
近藤さんは、珍しく心配そうな声音を出した。
「いいや、うるせぇ連中から解放されてる今こそ、
仕事が捗りそうだっつーことだよ」
俺は近藤さんから、分厚いファイルを数冊受け取る。
〈...無理せん程度にな
よし！じゃあ俺は今からお妙さ...
市民の安全を護るパトロールに行ってくる！〉
お妙さんって言おうとしたよね。
っていうかもうほぼ言ってたよね。
「....勘弁してくれよ」
俺がそう呟いた時には、
近藤さんの姿は、廊下の奥に消えていた。
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リヴ - ていさん» 私も銀魂の小説書いてます！ていさんほど上手くないですが、ぜひちらっと見ていただけたら嬉しいです！！ (2021年1月5日 11時) (
レス) id: 3a05cdac75 (このIDを非表示/違反報告)
てい(プロフ) - リヴさん» 勿体ない程のお褒めの言葉ありがとうございます(TT)完結まで暖かく見守ってくださると嬉しいです！！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: 51fbc336c0 (このIDを非表示/違反報告)
リヴ - 語彙力が素晴らしいです！ていさんの作品色々読ませていただいたんですが、どれも面白くて…！尊敬してます！更新頑張ってください！ (2021年1月5日 10時) (レス) id: 3a05cdac75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てい | 作成日時：2020年12月20日 6時
