私は稀有な異能の子 ＊2＊【文スト】太宰治

リクエスト1-1 ページ32

アミさんからの
リクエストです。

ありがとうございますm(*_ _)m

目次へ戻っていただき、
登場人物設定を再度行ってください。
よりお楽しみいただけます。
設定されなくても構いません。

では、最終話の続きからという感じで
お読み下さい。








数年後。



〜Aside〜





？｢あう｣

｢あれ？お腹いっぱい？｣


あ、皆さんどうも、Aです。


？｢あーーー｣

｢いやまだ食べるんかーい｣


今、一生懸命、離乳食を頬張っている
この子は私たちの子供です。
名前は夢香。

誰との子供かって？
その内、夢香のお父さんが
帰ってきますよ。


太｢ただいまぁ〜｣

｢おかえりなさーい｣


ほら、帰ってきた。


太｢ただいま、夢香｣


と言って、よしよしと頭を撫でる。


子｢うー｣

｢さてと、治さん、ご飯食べます？｣

太｢うん、いただくよ｣

｢はーい｣


炊飯器のボタンを押し、
しゃもじでご飯をよそう。

私もだいぶ母親らしくなれたかな。

後ろで、きゃっきゃっと笑う
治さんと夢香の声が聞こえる。

結婚当初、子供が欲しいと
治さんから言われた時、
｢え、子供の面倒見なさそうなのに｣
と思ってしまった。





〜1年前〜


太｢A、子供が欲しいのだけれど｣

｢え｣

太｢え？｣

｢子供ですか？｣

太｢うん……ダメかい？｣

｢太宰さん、貴方、子供の
面倒を見る自信ありますか？｣

太｢あ！また太宰さんって言った！
Aも苗字が太宰になったでしょ！｣

｢あ、忘れてました｣


太宰さんが不服そうな顔をする。


｢って、そんなことは良いんです！｣

太｢えっ！？｣

｢太宰……じゃなかった、治さん、
貴方がちゃんと子供の面倒見てくれるなら
……いいですよ｣

太｢見るに決まってるだろう？｣

｢あと、お酒止めてくれるなら｣


我ながらに厳しい条件提示だと思った。
それはちょっと……と躊躇うのを
期待していたものの、
案外率直な返答が返ってきた。


太｢いいだろう！Aとの
子供の為なら！｣

｢本当ですか？｣

太｢約束するよ｣


未だに治さんの真っ直ぐな瞳に
見つめられると、
何も言えなくなってしまうのは
私の悪い所である。


｢……いいですよ。私も治さんとの
子供欲しいです｣

太｢！……じゃあ早速♡｣

｢え、ちょ、ひゃっ！｣



〜現在〜


おっといけない、
何を思い出しているんだ……

1人で顔を赤らめる自分が
とてつもなく恥ずかしい。


太｢……｣

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