よーい、どん！ ページ9
☆Aside☆
「ねぇ、雑渡さん、もう気付いてるでしょ？」
意味ありげに言うと、雑渡さんは、冷静に
雑「嗚呼。」
と言った。
羅羽はまだ状況が掴めていないのか
頭の上にはてなマークを浮かべている。
「土井先生、山田先生、降りてきて下さい。」
すると、雑渡さんの部下らしき人が消えた、
天井裏の一角から土井先生達が降りてきた。
土「A、羅羽を連れて行ける？」ﾎﾞｿ
「あい。頑張ります。」
土井先生からお願いされたら
断る理由がありませぬ〜
でも羅羽が縛られてる縄、僕に解けるかなぁ？
雑「あぁ、これじゃあ私が不利じゃないか？」
冷たい声で雑渡さんが言った。
一気に部屋の温度が
低くなったように感じる。
ピリピリと空気が張りつめるなか、
とうとう先生達が動き出した。
キィンッ
金属と金属がぶつかる生々しい音。
僕はこの音があまり好きではない。
土「A！」
自分の名前を呼ばれてはっとする。
羅羽の元へ駆け出した時だった。
雑「私がそうやすやす渡すと思うかい？」
すっかり忘れていた。
この部屋には雑渡さん以外にもう一人、
なんで気が付かなかったんだろう、
僕がこの部屋に突撃したときは
羅羽は縛られていなかったのに、
なぜ今、縛られているの？
気づいた時には遅かった。
伝「A、危ない！」
山田先生の声が聞こえた瞬間、
左腕に激痛が走る。
「っつ……」
言葉にならない痛みが口からこぼれる。
痛んでる左腕を見ると、くない(武器)
が深々と刺さっていた。
貫通はしてないものの、
刺さっているんだもの。痛いに決まってる。
諸「私の存在を勝手に消されちゃ困りますよ」
やっぱり……
いつもは土井先生にやられてばっかりなのに←
伝「A！くっ……」
諸「行かせませんよ」
山田せんせぇー泣
いつもみたいにフルぼっこに
しちゃって下さいー！！！
伝「A！羅羽を！」
そうだ！僕は羅羽を助けに来たんだ！
くないが刺さっているからって、←
負けちゃダメだよ！
部屋の左から回り込んで、
一番奥に居る羅羽に抱きつく。
羅「A！？///……って、腕……！」
「いいの！今は羅羽が先！」
使い物にならない左腕。
右腕だけで自分のくないを、
羅羽を縛っている縄に当てて切っていく。
「くそっ、硬いぃぃぃ！」
やっぱり右腕だけだと力が入らない……
人間て不思議ね☆←
少しずつだけど縄を切って、
暫くたってやっとこさ切れた。
「羅羽！大丈夫！？」
縄をほどいた。
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ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - 紗那さん» コメントありがとうございます！ご期待に応えられるよう、頑張ります！ (2019年11月11日 21時) (
レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - 久々知先輩END書いてくださってありがとうございます！とっても素敵でした！！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2019年11月11日 19時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - 紅晶我さん» わざわざ御感想の方コメントしていただきありがとうございます！ (2019年11月11日 19時) (レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
紅晶我(プロフ) - 羅羽くんEND書いてくださり、本当にありがとうございます！最後感動しました！これからも応援しています！ (2019年11月11日 18時) (レス) id: f5a95f6f1b (このIDを非表示/違反報告)
ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - 紗那さん» コメントありがとうございます！久々知君ENDですね、結構前に久々知君が出てきたので少し長め、少し前の部分からの分岐になります。END完成までもう少しお待ちください！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチワイン( ・◇・) | 作成日時：2016年8月16日 19時
