此方、むいてよ。 ページ5
★久々知side★
声をかけようかと思ったが、
何処に行くのかと思い後を着けていった。
するとAの部屋の前。
「羅羽ー!おかえ……り………?」
残念だけど、羅羽さんはまだ帰って来てはいないんだ。
帰ってくる所か、別の場所に居座ってるしね←
呆然と立ち尽くすAを見て、
俺はAに声をかけた。
今なら俺を見てくれるかなって期待して。
………
Aが抱きついてくるもんだから、そっと後ろに手を回した。
自分より身長が低いA。
Aの髪は、ほのかに石鹸の優しい香りがした。
もう少しこうしていたかったが、Aはヒクヒク泣いている。
俺はAを離し、眼を合わせた。
兵「A、落ち着いて聞いて。」
「う、うん………グスッ」
兵「羅羽さん、、がさ、別の城の忍者隊に連れていかれてしまったんだ。何の目的かは分からないけど…」
Aがいっそう泣くことは承知していたのに、突然ピタリと涙が止まってしまったのだ。
「えっ……それで…?」
兵「あ、えっとそれで、今6年生と先生達数名が助けに行っているから、安心してね…って話。」
「ねぇ、久々知君」
兵「ん?」
「僕さ、羅羽の事、助けに行っちゃダメかな?」
どうしてAはそんなに羅羽さんの事を
愛しているのだろう。
兵「Aはさ、羅羽さんの事、好きなの?」
「ふぁ!?……えっ!?」
どうしてそんなに戸惑うの?
なんか、イライラしてきた。
「好きっていうか……一緒に居て安心するかな…?」
プッツン
「えっ、久々知君?」
ドンッ
はっと我に帰るとAを壁に押し付けていた。
ごめん……____
そう言おうと思ったのに、口からは違う言葉が出てくる。
兵「ねぇ、A、俺じゃダメなの?」
開いた口は止まらない。
★羅羽side★
羅「……んあっ?」
目を覚ますと本日2回目の石の天井。
えーっと、俺なんでここにいるんだっけ?
?「クックックッ、目覚めたかい?」
不気味な笑い声が聞こえて、そちらの方を見ると、包帯ぐるぐる巻きの人が。
あーー、そういやあ捕まったんだわー………
……ん?
羅「うわぁっ!」
すっとんきょうな声を上げてひっくり返ってしまった。
?「私は雑渡 昆奈門。突然申し訳ないね。君"達"に興味があってね。」
……何を言い出すんだこの人は!!
〜作者から〜
えー、皆さんにご連絡です!
オチはまだ決まっていないので、
後々アンケートを採ります。
お楽しみに!
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ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - 紗那さん» コメントありがとうございます!ご期待に応えられるよう、頑張ります! (2019年11月11日 21時) (レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - 久々知先輩END書いてくださってありがとうございます!とっても素敵でした!!これからも頑張ってください!応援してます!! (2019年11月11日 19時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - 紅晶我さん» わざわざ御感想の方コメントしていただきありがとうございます! (2019年11月11日 19時) (レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
紅晶我(プロフ) - 羅羽くんEND書いてくださり、本当にありがとうございます!最後感動しました!これからも応援しています! (2019年11月11日 18時) (レス) id: f5a95f6f1b (このIDを非表示/違反報告)
ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - 紗那さん» コメントありがとうございます!久々知君ENDですね、結構前に久々知君が出てきたので少し長め、少し前の部分からの分岐になります。END完成までもう少しお待ちください! (2019年11月10日 19時) (レス) id: 16c549f400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピーチワイン( ・◇・) | 作成日時:2016年8月16日 19時