ケダモノな王子様 YOU ページ7
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「Aっ」
あ「あ、陽菜！」
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高校に入って一番の親友の陽菜。
今年もこなじクラスだなんて運がいいねって喜ぶはずだったのに・・・
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陽「どーいうことっ？」
あ「・・・へ？」
陽「すっとぼけないの」
あ「・・・え、なに？」
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トレードマークの黒縁メガネのブリッジを指で上げてため息を一つ。
陽菜が口を開こうとした時だった。
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智「はーる」
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さっきまで席に座ってポッキーかじってた彼が陽菜の真横へ。
陽菜は冷静に・・・てか無視してる？
それを見てる私のほうが何百倍もドキドキしてるっていうのに。
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智「はる何無視してんの」
陽「・・・気に入らないから」
智「それはちょっと酷くね？(笑)智泣いちゃう」
陽「泣けばいいじゃん」
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いつもは内気な陽菜が面と向かって人と話してるのが不思議。
けどもっと不思議なのは「はる」って呼ばれていること。
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陽「あのね、A。この人ケダモノだから」
智「面白いこと言うねーはるは」
陽「面白いもなにも本気です」
あ「ケダモノ・・・」
陽「嫌でも数日したら分かるよ」
智「けどねぇ、俺たちもうおててつないじゃったからね？」
あ「っ///」
・
いきなり私の方に向けられるその視線に釘付け。
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陽「もうやめてって。私の大事な友達なのっ。変に手を出さないで」
智「俺たちだって友達だもんね、二人だけのヒミツもあるもんね」
陽「〜・・・、智のバカっ」
智「幼馴染だからってそーやって暴言吐くなっつーの(笑)」
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あ「・・・幼馴染？」
陽「そう、もう最悪」
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こんな人が陽菜の身近な場所にいたなんて知らなかったんだけど。
・
智「あんま怒んないの。はるちゃん」
・
陽菜に信じられないほど可愛い笑顔を見せた彼は
イチゴのポッキーの甘い匂いを残して去っていく。
・・・なんて自由な人。
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*mamo*(プロフ) - みぃさん» 初めまして、ほんとですか？（笑）けどこんなことしたら二度と間違えないだろうしある意味いい経験かもしれませんよね（笑） ありがとうございます、これからも頑張るのでお願いします☆ (2014年10月4日 22時) (
レス) id: 9a67591867 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 出汁、捨てちゃったんですね。私も同じことしたことあります（笑）お話に関係なくてごめんなさい。いつも楽しみにしています♪ (2014年10月4日 2時) (レス) id: eaeceee9df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*mamo*
| 作成日時：2014年9月28日 20時
