鍵をかける YOU ページ47
・
智君の後ろ姿を見送ったら
我慢していた呼吸が震えてゆっくり吐き出される。
・
これでいいんだ。
ちょっと前の私に戻っただけ。
智君のことを好きでもその笑顔を全部独り占めにするのが怖かったあの時の私に戻るだけ。
─・・・「恋は叶わない」。
・
『あれ誰のこと言ってるか分かる？』
智君のあの言葉の意味がもし私の思っていることと同じでも
私はそれを知らないふりするの。
突然に始まったこの恋は何を引き起こすかわからないから。
私には怖すぎるから。
・
だからもしこの恋が近くなっているのなら
私はそれを遠ざける。
こんなのを神様が見てたらきっと神様は私にもう恋をさせてくれないかもしれない。
けどそれでもいい、だからあの時に戻らせてください。
・
長い渡り廊下を窓から眺めたら
さっきの女の子と腕を絡ませて歩く智君がまだ見える。
・・・、私 智君のこと本当に好きなんだな。
後ろ姿だけでこんなにダイスキが溢れるなんて不思議。
本当は嫌だよ、苦しいよ。
だから思うの、上手にこの恋を閉じ込めておけますようにって。
智君を傷つけずに、時間を巻き戻せますようにって。
・
可哀想な恋ってさすがにもう認めるよ。
意地を張るのは智君の前だけにするから。
・
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*mamo*(プロフ) - みぃさん» 初めまして、ほんとですか？（笑）けどこんなことしたら二度と間違えないだろうしある意味いい経験かもしれませんよね（笑） ありがとうございます、これからも頑張るのでお願いします☆ (2014年10月4日 22時) (
レス) id: 9a67591867 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 出汁、捨てちゃったんですね。私も同じことしたことあります（笑）お話に関係なくてごめんなさい。いつも楽しみにしています♪ (2014年10月4日 2時) (レス) id: eaeceee9df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*mamo*
| 作成日時：2014年9月28日 20時
