ダイスキはイタイ YOU ページ41
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高校一年生の夏、課題に追われた私は図書室へ
そこに翔君がいたの。
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翔「・・・びっくりした・・・」
あ「あ、ごめんなさい、驚かすつもりじゃ・・・」
翔「夏休み中、ここに来る人なんて滅多にいないから」
あ「・・・課題で・・・」
翔「課題(笑)？」
呪文のような参考書を片手に笑う翔君は見るからに頭が良さそうで
恥ずかしくて消えちゃいそうになったのを今でも覚えてる。
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翔「手伝ってあげるよ」
あの大好きだった笑顔も。
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こうやって夏休み、二人きりの勉強会を続けた私たちは
夏休みが終わっても二人で会ったりした。
秋も近づいたいつかの金曜日
翔君に「好き」って言われて
女の子としての喜びを全身で感じたの。
だからこれはきっと私も好きなんだって思った。
それはね、間違えなんかじゃなかった。
毎日幸せだった。
ずっと翔君の傍にいたいって・・・。
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けど不安が襲ったのは一年生の終わりの頃。
私の下駄箱に画鋲が入っていた。
翔君は学校の王子様。
本当にこうやって妬む人がいるんだ、子供っぽいな。
最初はそのくらいにしか思わなかったけど
嫌がらせはエスカレートしていく。
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翔「A・・・どうした？」
あ「・・・、なんでもないよ」
翔「・・・そう・・・？」
あ「私は、大丈夫・・・大丈夫だから」
翔君は悪くないから
翔君を自分のことで悩ませたくなかった
だから言わなかったの。
けどそれがいけなかったのかな
結局は私が逃げてしまうんだから。
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あ「・・・私・・・これ以上 翔君の彼女でいれる自信がない・・・」
翔「・・・なんで？」
あ「・・・っ、ごめんなさい・・・」
翔「待って、A・・・」
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帰り道繋いだ手を振り払って
その温もりが消えたとき涙が止まらなかった。
許されないってわかってても涙が止まらなかった。
・
後に、翔君にいやがらせの話が耳に届いたっていうのを聞いたけど
元通りの場所に戻れる自信なんてなかった。
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だから無理なの。
智君のこと、どんなに大好きでも同じ。
だって智君はたくさんの女の子に囲まれてる。
その中のトクベツだなんて・・・もう無理だよ。
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*mamo*(プロフ) - みぃさん» 初めまして、ほんとですか？（笑）けどこんなことしたら二度と間違えないだろうしある意味いい経験かもしれませんよね（笑） ありがとうございます、これからも頑張るのでお願いします☆ (2014年10月4日 22時) (
レス) id: 9a67591867 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 出汁、捨てちゃったんですね。私も同じことしたことあります（笑）お話に関係なくてごめんなさい。いつも楽しみにしています♪ (2014年10月4日 2時) (レス) id: eaeceee9df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*mamo*
| 作成日時：2014年9月28日 20時
