17 ページ17
.
いつものように、私のアパートに 帰ってきた
『 心愛の 手料理食べるの久しぶりだ〜 』
風磨はそういって 、キッチンに立つ私の後ろから 離れない
「 風磨、離れて? 」
『 やだ〜 。 』
「 お願い、離れて 。
風磨が 絶対喜ぶもの 作るから 、待ってて? 」
真剣に頼めば しょうがないなー、待ってるからね 。 なんていいながら 、ソファに行った
風磨の 喜ぶもの 、それは ハンバーグ
あんな見た目して お子ちゃまでしょ?(笑)
昔っから 大好きなの 。
トマトソースのハンバーグと 、バジルパスタ、ポテトサラダに ポトフ
簡単なものばかりだけど 、風磨も わたしも 昔から好きなもの 。
お皿に盛り付けて 、テーブルに運ぶと 、ソファで 寝てる風磨 。
なんだ、待ってるとか言って 寝てるやん(笑)
「 風磨、起きて 」
『 っさい… 』
あら、寝起きの悪さは 健全なのね 。
「 風磨、ご飯 冷めちゃう 」
ハンバーグを 鼻に近づけると 、鼻をひくひく動かして 、少し目を開けた
『 ん、、ん? 』
『 っ!ハンバーグやん! 』
風磨は 飛び起きて、目の前に置かれてる食べ物を見た
切り替え早 。
「 昔から好きだったでしょ? 」
『 めっちゃ好き!
しかも、トマトソースやん!よく覚えてたね 』
風磨は 子供みたいに ねえ、食べていい?いいよね? なんて 目を輝かせてる
「 いいよ 」
『 いただきまーす! 』
いつもみたいに 、美味い美味い 連呼しながら 食べてる
『 ごちそうさま! 』
「 え、はや 」
わたしが 半分も食べてないくらいで 風磨は 完食したらしい
『 まじうまかった〜 』
風磨は 、お腹を ポンポン叩いて 満足そうな顔
わたしも 急いで食べて 、食器を片す 。
あ、マグカップ !
「 風磨、コーヒー飲む? 」
『 あ、うん、飲みたい 』
さっき買ったカップに コーヒーを注いで テーブルに運ぶ
『 あれ、いつものカップは? 』
『 え、これ、おそろい? 』
『 心愛が買ってくれたの? 』
質問がたくさん飛んできた
いつもは 、棚にあった 適当な使ってないカップで 間に合わせてた
「 うん、ネックレスのお礼 」
『 何もう、可愛すぎ 。心愛、好き 。 』
.
214人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「菊池風磨」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:♡̷⌒*伊野尾ぶらっくさんだー .。 | 作成日時:2017年8月20日 9時