続ードクセンシタイ (ページ1)

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『心愛、おつかれさま』

あれから風磨は、週に３、４回来てくれるようになった

「うん、風磨も！」

今はお店の駐車場に車を止めて待っててくれる

「今日は夕飯何がいい～？」

風磨は、迎えに来てくれた日は必ずうちに寄ってくようになって、一緒にいる時間が増えた

『ん～、パスタ食べたいな～』

「え、そんな簡単なのでいいの？」

『うん、その方がお前といる時間が長くなるしね』

付き合い始めてからすごく甘くなった気がする

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家に帰ってからは、ねえまだ～？なんて言いながらキッチンに立つ私にくっついてくる

「もうすぐ出来るって」

『待てないんだけど～』

私の肩に顎を乗せて駄々をこねる

ほんと、何歳なの(笑)

「ほら、できた」

そう言って、風磨を引き剥がし、お皿をリビングに運ぶ

『美味そ～』

『いただきまーす！』

『うんま～！』

毎回毎回、美味しそうに食べてくれるし大袈裟なほどのリアクションをしてくれる

『ご馳走様。美味しかった！』

しっかり食器を運んで洗うところまでしてくれる

そして、食器洗いを終えた風磨は決まってソファに座る

『ほら、こっち』

ポンポンと隣を叩いて私を隣に座らせる

『心愛～』

私の腰に巻きついて名前を連呼してくる

テレビをつけて、録画リストを見ると見覚えのない番組が入ってた

“ ザ少年倶楽部 ”

これって、風磨が出てるやつだよね？

昔、風磨がJr.だったころ見てた。

「風磨、これって… 」

『あ！それね、心愛に見て欲しくて録画したの』

「もー、また勝手に… 」

風磨は結構私の部屋にあるものを勝手に使ったりする

『ごめんな、でもどうしても見てもらいたかったから… 』

でもいつもこんな言い方をするからまあいっかって思うのがオチ。

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