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ジンジンと痛む右手おおさえてドアを開ける
扉の外にはホソクが立っていた
『・・・・・ホソク』
HS「いいから。早く」
グイッと引っ張られて医務室まで私を連れていく
・・・何を話したらいいかわからなくて
処置が終わるまでお互い無言だった
ぐるぐると
綺麗に包帯が巻かれた手を見つめながら
ホソクは口を開いた
HS「ごめん」
『・・・・・・・え？』
ホソクの
すごく、落ち込んだ顔を見て私は不思議になった
なんでホソクが謝るんだろう
悪いのは全部私なのに
HS「あれだけそばにいたのに
・・・・・・Aのこと、守れなかった」
『やだなぁー。ホソク何にも悪くないじゃん』
HS「・・・・Aが楽しそうにしてたから嬉しくて」
『いろいろ相談してたもんね』
HS「・・・・なのに、何も気づかなくて」
『だから！あんた悪くないって。あはは
何泣きそうな顔してんのよ』
・
HS「それはAも同じでしょ」
・
『・・・え』
はらりと
おさえていた何かが
瞳からこぼれ落ちた
『あ、れ・・・・あはは、おかしいな』
HS「・・・・・・・・A」
(((ぎゅっ
ふわりと
ホソクの匂いでいっぱいになる
ジョングクみたいに苦しくない
優しいハグ
『・・・・う・・・・ホソ、クっ』
HS「頑張ったね。Aは本当にすごい子だ」
抑えようと頑張ってみるけど
ホソクが
子供をあやすように優しく抱きしめて頭を撫でてくれるから
余計に溢れ出す
『私っ・・・・・
ジョングクも・・・オッパもっ！
たくさん傷つけちゃった
ジョングク、ボロボロだったっ
オッパの、期待も裏切っちゃった
私が・・・・っ私が恋なんてしちゃったから』
HS「それは違うよ」
『・・・っ、・・・ぐすっ』
HS「Aは何も悪くない
ジョングクに抱く気持ちも
ヒョンのことも
お前は何も悪くない
むしろ誇っていい。
敵の幹部と恋に落ちて
味方のボスを混乱させて
本当にすごい女だよ」
『・・・・・・・・・・それ慰めてないでしょ』
HS「あはは、バレた？」
『もう。嫌い』
HS「本当は好きなくせに」
ぎゅっと抱きしめ返すと
それに応えるように
ホソクは私を強く抱きしめた
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ちゃろすっこ(プロフ) - 天音さん» わー！！コメント嬉しいです(๑>◡<๑)更新の励みになります。かんばります！ (2022年10月3日 21時) (
レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - とても楽しく読ませていただいています！夢主がかっこよくて、好きです！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！お体にはお気をつけて！ (2022年10月1日 14時) (レス) @page48 id: 911a23b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろすっこ | 作成日時：2022年8月25日 14時
