family２

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YG「ヒョンにそっくり」







「・・・・・そんなことない、と思うけど」











YG「お前さ、俺に言ったろ


クソ野郎、ふざけんなって




そう言われて
なんか、思い出したわ





俺も昔はよくそうやってヒョンに怒られたなって
長い間俺に向かってそんなこと言ってくるやつがいなかったから
調子に乗ってたんだろうな



クソムカつくけど
お前の言うことは正しいよ



俺はAを力で支配して
繋ぎ止めてた


自分のために




あいつを守るため
なんて言っておきながら結局は私利私欲のために
Aを利用してたんだって
気づいた



だから
助かった




怒鳴って、殴ってくれて、感謝してる」








真剣な顔で、俺を見つめながらそう言った






なんだか
喉の奥が痛くなった



大組織のトップは弱みを見せてはいけない
威厳を保ち、尊敬されるべき人間は簡単に感謝なんてしてはいけない
こんな短期間でAと出会った男に兄失格だ、なんて言われて腹が立っただろう
Aを奪おうとしてる俺を殺してやりたいと思っただろう

それなのに
地位も立場もプライドも何もかも捨てて
俺みたいな人間に”感謝してる”
そう言った

ユンギさんは全然性格が悪い奴なんかじゃなかった
クズじゃなかった





最高にかっこいい人だった





「・・・・・俺の方こそ、生意気なこと言ってすいませんでした
あんたがどんな思いで生きてきたとか
立場とか何も考えずに
・・・・テヒョンイヒョンに
”目に見えるものだけが真実とは限らない”って言われたばかりなのに
・・・・Aを助けなきゃって

あんたのことなんか気にせずに
・・・・だから、ごめんなさい」







そういうと
あの時みたいに
頭をぐしゃぐしゃと撫でられた







YG「全部終わったら、お前に言いたいことがある」






「・・・・・・・・？」







YG「だから、何があっても死ぬんじゃねえぞ」

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