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懐かしい夢を見た
”ジミナー！こっちこっち！”
僕に向かって笑いかける女の子
その笑顔が大好きだった
何があっても守るって
そう思ってた
彼女・・・ユリは
普通の社会人で
僕はマフィア
住んでいる世界が違う
だから、言えなかった
どんなに辛いことがあっても
苦しい思いをしても
彼女をぎゅっと抱きしめれば一瞬で忘れられた
その笑顔も
優しい声も
仕草ひとつでも
僕を幸せにしてくれる
僕の全てだった
”ねえ。私ジミナになら殺されてもいいよ”
「何言ってんのさ。もう死ぬ気なの？
あ、仕事うまくいってない？」
”ううん。そうじゃなくて
ジミナが大好きだから
きっと何されても
殺されたとしても、許しちゃうんだろうなって”
そうやって優しく笑った彼女の顔を
どうして僕は忘れようとしたんだろう
ユリに出会う前に
スラム街で、両親にも捨てられて
住むとこもなくて、荒れ狂ってた俺を拾ってくれたのがテヒョンと、ヒョンだった
ヒョンのおかげで人生は180度変わった
ヒョンのおかげでユリに出会えた
だから
だから
「ジミナ。お前がやるんだよ
自分の犯した過ちは自分で償う。
わかってるよね」
僕はソクジニヒョンを選んだ
ボロボロになった彼女
僕は
ヒョンとユリを天秤にかけた
そして、ユリを捨てた
最低だ
「ごめん」
「ごめん」
なんの
誰に向けての
謝罪かもわからない言葉を呟きながらユリに銃口を向ける
でも
彼女は
優しく笑って
”だいすき”
口パクでそういった
最期まで僕の大好きな彼女だった
それはいつまで経っても消えることはなくて
ずっと重くのしかかって
ゆっくりと僕の首を絞めていった
毎晩
毎晩
許さない
殺してやる
って
泣きながら僕を睨む彼女の夢を見た
何があっても守るなんて
所詮口だけだった
何も守れなかった
自分を殺してやりたい
いつでも
いつまでも
そう思い続ける
僕の大事な友達
そして弟には
こんな思いはしてほしくなかった
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ちゃろすっこ(プロフ) - 天音さん» わー！！コメント嬉しいです(๑>◡<๑)更新の励みになります。かんばります！ (2022年10月3日 21時) (
レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - とても楽しく読ませていただいています！夢主がかっこよくて、好きです！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！お体にはお気をつけて！ (2022年10月1日 14時) (レス) @page48 id: 911a23b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろすっこ | 作成日時：2022年8月25日 14時
