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俺はヒットマンだった
個人的に依頼を受けて、善悪関係なく相手が誰だろうと殺す
それが俺の仕事
いつも通り依頼された人物を殺す予定が
俺はあの日
取り返しのつかない大きな過ちを起こしてしまった。
「・・・・・・・っ！しまった」
まさか、殺し屋が殺す相手を間違えるとは
依頼者が殺害を依頼したのは不倫相手の女だった
俺は容姿が瓜二つの女を殺してしまったのだ
プロながらに動揺した俺は一度その場を後にした
だが、部屋に絵本や、ブロックが置いてあることに気がついた俺は
まさかと思いもう一度あの場に戻った
そうしたら、部屋の中から絶叫する声が聞こえてきた
俺はその時思った
なんてことをしてしまったのだろうかと
罪もない子供から
罪のない母親を奪ってしまった
責任を負う必要があった
この子から母親を奪ってしまった代わりに
何があっても俺がこの子供を立派な大人に育て上げると言う責任が
俺はまるでたまたまその場に居合わせた人間を装って
ホソクを保護し、1人でも生きていけるように殺しの術を叩き込んだ
理由は知らないが
あの母親が死ぬ間際にミンユンギの名を口にしたらしく
ホソクはミンユンギが母親を殺したと思い込んでいた
俺にとっては好都合だった
だから、日に日に増していくあいつの憎悪の感情を真っ直ぐに受け取ってしまった
どんどん強くなっていくホソク
俺は日に日に恐怖感に苛まれるようになっていった
もしこの子が本当のことを知って
真実に気がついた時
こいつは俺を殺すだろう
まるで本当の息子のような
あの信頼に満ちた瞳が憎しみの色に変わることを俺は恐れていた
俺が始めたことは
俺の手で始末をつけるしかない
俺はこの手でホソクを殺すことにした
だが、偶然にも舞い込んできた依頼は、あのミンユンギの殺害だった
マフィアはヒットマンの世界よりも生き残るのが難しい
ならば、真実を知らぬまま向こうで死ぬかもしれない
そう思った
だがどうだ
「・・・・オッパは、その・・・・ミンユンギに信頼を寄せているようです」
あのミンユンギに気に入られ
本部の中枢にいるではないか
俺はますます恐怖を抱いた
組織を連れていつか俺を殺しにくる、と
だから、もうやるしかなかった
無防備な姿で俺に頭を下げるホソク
すまない
許してくれ
どうしようもない俺を・・・・どうか
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ちゃろすっこ(プロフ) - Blueさん» コメントありがとうございます！そんな！！たくさん読んでいただいてめちゃくちゃ嬉しいです！ (2022年12月30日 0時) (
レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - ちゃろすっこさんのお話すごく面白くて、family以外にもユンギさんと可愛い幽霊の女の子のお話とか、たくさん読ませていただきました。本当に面白くて儚げなところもあって大好きです。これからも応援してます✨ (2022年12月29日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろすっこ(プロフ) - akuneさん» コメントありがとうございます！導かれる！？それは嬉しすぎますぅぅ！！ (2022年12月7日 21時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
akune(プロフ) - 食い入るように導かれるようにこちらも読み始めてます！！このシリーズごちそうさま過ぎて困ります！大好きです！ (2022年11月23日 8時) (レス) @page7 id: 785498f7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろすっこ | 作成日時：2022年11月20日 2時
