検索窓
今日:3 hit、昨日:25 hit、合計:53,664 hit

ページ43

「すいません、Aいますか?」



深夜ごろ、Aに明日のことで伝え忘れていたことがあり
会いに行こうとした時のこと





「Aさんは仕事中だ」


上司がそう言った






「・・・・・仕事?」


「なんだ?あれだけそばにいながら知らなかったのか?」





いつも日中は眠そうにしてて
勉強しろって言っても気だるく拒否するような奴が仕事?
この年で?僕でさえ雑用なのに





「今頃客の相手してると思うぞ」



「・・・・客って、何ですか。接客業なんですか」





「まぁ、接客業といえば接客業だな。男の、だけど」




少し考えた後

ぞわりと心臓が跳ねた



何で、彼女がそんな仕事を?

それにまだ15だろ?


同い年ということはこの前ユンギさんに教えてもらったばかりだった





「何でそんな仕事してるんですか!」




「俺に怒んなよ。・・・・・何でかはしらねぇけど、ユンギさんが命令してるって噂だぜ」






「場所は?」




「そんなの聞いてどうするんだよ」




「いいから、教えてください」







___________________________________


ふらふらとした足取りで
階段を降りて路地裏まで辿り着く





『はぁ・・・・っ・・・・・偉い。わたし、頑張った』




週に一度
金曜日の夜

この時間が一番きらいだ




YG「客の言う通りにすればいい。ただし、ゴムはつけろよ」




オッパにそう言われて始めた仕事
気持ちの悪い男に覆いかぶさられて行う行為


オッパの時は気持ちいいのに
人が変わるとこんなにも嫌悪感を感じてしまう


怖くて、震えそうになる


でも、それでオッパが喜んでくれるから
私はオッパのために頑張るんだ





小さく、小さくうずくまって手の震えを抑える



大丈夫





『だいじょーぶ・・・・・だいじょーぶ』




私は強い


私は可愛い




私は誰にも負けない






HS「はぁっ・・・・・はぁ・・・・っA」




『っ!』





少し遠くの方から私を呼ぶ声が聞こえて
パッと顔を上げると
息を切らしたホソクがいた













『・・・・・・なんで、ここにいるの』




HS「Aの方こそ何でこんなところにいるんだよ!仕事してるなんて聞いてないぞ」





あー、うざいなぁ



いつもみたいに私を叱りつけてさ
君は私のオンマか。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (189 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
658人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , bts
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゃろすっこ(プロフ) - Blueさん» コメントありがとうございます!そんな!!たくさん読んでいただいてめちゃくちゃ嬉しいです! (2022年12月30日 0時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - ちゃろすっこさんのお話すごく面白くて、family以外にもユンギさんと可愛い幽霊の女の子のお話とか、たくさん読ませていただきました。本当に面白くて儚げなところもあって大好きです。これからも応援してます✨ (2022年12月29日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろすっこ(プロフ) - akuneさん» コメントありがとうございます!導かれる!?それは嬉しすぎますぅぅ!! (2022年12月7日 21時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
akune(プロフ) - 食い入るように導かれるようにこちらも読み始めてます!!このシリーズごちそうさま過ぎて困ります!大好きです! (2022年11月23日 8時) (レス) @page7 id: 785498f7f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃろすっこ | 作成日時:2022年11月20日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。