惚れ薬飲ませてみた【TH】

感じる視線 ページ10

ドキドキの下校デートはなくなり

だいぶ精神がやられてた頃、やっと駅に着いた




TH「もう着いちゃったねぇ。楽しかったのに」



『・・・・ソウデスネ』








テヒョン君はどうやら天然らしい
明らかにここ3人の空気感は可笑しかったよ



まあそんなところも可愛いけど。





TH「Aちゃんってもっと静かな感じの子かと思ってたけど、なかなか面白い子だね！」



なんてニコリと笑うテヒョン君に軽く心臓を持っていかれる






『それは褒められてるのでしょうか』



TH「もちろん！俺面白いこすきだもん」




・・・っ、



すき・・・・好きって言われた・・・・・えへへっ

JM「A、明日ハゲガッパの授業課題あるの忘れてないよな」



『げえっ！忘れてた！！早く帰ってやらないと！ジミンありがとう神』



JM「もっと崇め奉れー」



『じゃあ明日トッポギお供えします！！』




JM「ナイス」






TH「・・・」






なかなかにカオスだったけど
確かに、楽しかったのは楽しかったかも




いつもは2人に予定がない日はジミンと一緒に帰ってたから
少し変な感じがした







テヒョン君とジミンは大学に近いからこの駅でお別れ
少し心寂しい気もするけど
大事な課題をするために
2人に手を振って背を向けた時だった







TH「Aちゃん。明日も一緒に帰ろっか」





『・・・・・っ！』






背中に、とんっと
軽い衝撃が加わったと思ったら、耳元でボソッと
少し低めの掠れた声が聞こえた




ばっと振り向くと
想像していたよりも随分近い距離にテヒョン君がいて
慌てて離れようとしてよろめいたところを
テヒョン君が腰を支えてくれる






声が出なくて、口をぱくぱく動かすしかできない私



そんな私を見て
テヒョン君は口端を少し上げた









TH「カトク交換しない？」

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