惚れ薬飲ませてみた【TH】

もう死んでもいいや ページ25

テヒョン君と今恋人繋いしてる。

手繋いで歩いて帰ってる。







それが当たり前みたいに
テヒョン君が振る舞うから
自分と彼の温度差に困惑してテヒョン君の会話についていくので精一杯だった




好きな人と手を繋ぐって
こんなにドキドキしたっけ？



こんなにキュンキュンした？







私、知らない
こんな気持ち、知らない







「Aちゃん、もう駅だけど定期ある？」




気がつけばもう目の前は駅で
時間が経つのがあっという間だった





『えっ、あ！うん！あるよ！



送ってくれてありがとう』








そういうと彼はキョトンとした顔になる




「家まで送ってくよ？」





『え！！そんな悪いよ！テヒョン君この駅から家近いし、そんなわざわざ送ってもらうなんて』



何から何までテヒョン君に楽しませてもらった

流石に家まで送ってもらうのは申し訳なくて
繋いでいた手をパッと離して


胸の前で手をブンブン振ると






「・・・・俺が離れたくないんだけど、だめ？」







ズキューン







ひゅっと空気を飲み込んだ私は
少しうわずった声を精一杯吐き出した


『・・・ダメじゃ、ないです・・・・私も、、帰りたい、です』










「・・・・かわいーね」






『っもう！からかわないでよっ』




「あはは」









改札を通った後も

当たり前みたいに


ん、って手を差し出してくるから


調子乗ってもいいのかな






自分からさっきしてたみたいに手を繋いだら












ぽぽぽって




テヒョン君の顔が少し赤くなったから








なんか













もう死んでもいいかなって

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