知らなかった ページ15
JM「ごめん。泣かせたかったわけじゃないんだ」
そう言って
眉を下げて悲しそうに笑うジミン
ちがう
ちがうの
ジミンが打ち明けてくれた思いに
涙が溢れてボロボロ止まらないの
『 ちがっ、ジミナが、そんなに想ってくれてたなんて
知らなくてっ』
JM「惚れ薬なんて信じちゃうくらいAは鈍感だからね」
『 ……っう、ぐすっ』
JM「もー、泣き止んでよㅋㅋ
いい加減泣き止まないとちゅーするよ」
『 っ！！』
JM「それで泣き止まれるのもなんかムカつくわやっぱ
泣いてて」
『 っな、横暴な……』
JM「あはは、そういう時なんて言うんだっけ」
『 ……自己中大魔王め』
JM「そうそうㅋㅋそれそれ」
ジミンは
私を困らせないように
一所懸命いつものペースに戻そうとしてるみたいだった
ジミンの気持ちを聞いて
すごく、嬉しかった
それだけ大切に思ってくれてたんだって
だから、
私が出会いは偶然だなんて言った時
あんなに怒ってたんだって
ジミンはずっと私を守ってくれてた
私を幸せにしようって
頑張ってくれてた
私も
『 ……私も、ジミンがすきだよ』
でも
でも
JM「知ってる……友達としてのだよね」
『 ……う、ん』
ごめん
ジミンの気持ちには答えられない
JM「うん、分かってたけど……やっぱきついね」
ジミンの声は少しだけ震えてる
わたしも、喉が熱くなる
でもね
『 ただの友達じゃないよ
ジミンってね、唯一無二なの
恋人っていう枠に収まっていたくない
友達なんかじゃ言い表せない
ジミンと私だけの誰にも侵されない
大事なものがあるって、それだけは確実に言える
それを、言葉に表すとしたら
やっぱり私の中でジミンは親友なんだ』
JM「……A」
『 私がジミンの告白を断った今
ジミンは私の事、興味なくなっちゃう？』
JM「そんなわけないよ」
『 私。今からすごく酷いこと言うよ』
JM「いいよ」
『 私はジミンの気持ちには答えられない
でも
これがきっかけで離れたくない
ジミンは私の中でいちばん大切な人だから
これからも一緒にいたい
ジミンが望む関係にはなれない
でも、親友として
これからも一緒にいたいの……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 518人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃろすっこ(プロフ) - 成海さん» 成海様！コメント有難うございます！そのコメントだけで一生頑張れる気がしました。だいぶ冷える季節となってきましたので体調に気をつけて暖かくしてお過ごしください。本当にコメント嬉しかったです。 (11月13日 19時) (
レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
成海(プロフ) - 今更ながらコメントさせていただきます。ちゃろすっこ様のお話はどれも、もっと評価されるべきだと思うほど素敵なものばかりです。しっかり考えて書かれてるのかなと言うのが伝わってきてすごいです…。素敵なお話をこの世に生み出してくださりありがとうございます… (11月9日 21時) (レス) id: a960448576 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃろすっこ | 作成日時：2023年1月22日 18時
