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52日 ページ2

「A!?ぅ、う…そ…だろ?」

そこには放心してる夕陽がいた。
そして夕陽は僕の方に近づいた。

(そういえば、医師が手術の時につけてるような服や手袋やマスクとかなんで夕陽が付けてるんだろう?)

僕がそう思ってると夕陽が声をかけてきた。
その声は落ち着いた声だった。

「起きたのか…良かったッ。A危険だったから…時間がないのに1ヶ月くらいまた起きなかったから…」

そんなに?と僕が思っていると夕陽が僕を見ると涙目になり、歯を食いしばった。

「もう、この病室から出れないなんて…ッ」

僕は案外と驚かなかった。
酸素マスクと前より増えた機械や管の数、点滴とこの無菌室のこの病室を見れば分かった。

喉についてる管は僕の声を奪ったということも。

「毎日俺が来るから…ッ寂しがるなよ?約束守るから…」

その深刻そうな顔はきっと医師から余命宣告でもされたのだろう。

「あら…起きたの、夕陽良かったわね」

僕の方を見ようともしない両親。
昔の僕とは違うところが一つだけある。

今も羨ましくて見てると憎い…というか辛い双子の弟がいれば……


僕は凄い幸せなんだと。
両親の愛がなくていいんだと。

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明月浅葱(プロフ) - めっちゃ泣きました! 俺、病系好きなんであまり泣かないんですが、こんなに泣いたの初めてです! (2022年11月13日 16時) (レス) @page30 id: 2a22133648 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 目が晴れそうなほど泣いてしまいました。素敵なお話を完結させてくださりありがとうございます! (2021年12月21日 0時) (レス) @page30 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 涙が止まらない位感動しました。 (2016年9月18日 14時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
桃崎星(プロフ) - 涙が止まらん (2016年2月22日 22時) (レス) id: 308057f239 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃぅぇぉ。 - 久しぶりに小説で泣きました…。それはもうボロボロと(笑 とても素敵なお話でした! (2015年9月9日 14時) (レス) id: 76adb82bc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使の使い手 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年7月13日 0時

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