今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:44,758 hit
小｜中｜大
ぱーと 6 ページ6
激痛が身体中を走り、目が覚めた。
痛い、痛い、痛い。
何が起こったのか頭がグルグルと書き巡り吐き気がする。
「あっ…A、よかった…起きたの」
この声はお母…さん……？
「2ヶ月近くも起きないから…心配したのよ」
横で啜り泣くような声が聞こえる。
布団の端をぎゅうと握りしめているのか、その振動が僅かに感じる。
だけど頭が整理つくのには時間がかかった。
『ずっと…一緒だから……
ずっと、一緒…ズット……』
頭の中、その言葉だけ繊細に覚えていた。
何回も、何回もリピートされる。
蓮の温もりが、茜色の花火が、言葉が。
「お母、さん…っ蓮、蓮は？」
俺は薄々の覚悟でお母さんに聞いた。
お母さんは何か言いたげに口を開いて、その後下を向いた。
「A……」
まさか、まさかとは思うけど…でも、俺の所為で？
だけどそっとか細く言われた言葉は違っていた。
「蓮…は無事よ」
その言葉に深く安堵した。
その事にすごく嬉しくてついつい、あっ、と声を漏らした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三日月 - いつも素敵な小説ありがとうございます。他の作品もたくさん読ませていただいてます(*^^*)いつまでも応援しています！更新頑張ってくださいね( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年11月27日 6時) (
レス) id: 05c649cfe0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
