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ぱーと 35 ページ35

田沢の変化ぶりに俺は若干驚きをも感じた。

「つけてたって…そりゃ、またなんでだ?」

俺が田沢をまじまじと見つめながら言うと、田沢はたちまち少し顔を赤くした。

何か言ってはいけない事を言ってしまった、という顔をしていた。

「あっ、これはですね……先輩の馬鹿っぷりに俺が見てなきゃなーと思ったんデスよ!」

ゲラゲラと笑い飛ばし、馬鹿にするかのような見下した態度を取った。

「馬鹿っぷりって…なんだよ、それ」

俺は田沢に迫り、睨んだ。

すると田沢は口を一回開いたが、何も言葉を発する事はなかった。

「おい、田沢!」

このまんまではホームルームの時間になってしまう。

ずっと何も言わずしびれを切らした俺が田沢に声を掛けると、我に返ったようにハッとした。

「先輩ぃ…なんデスか、いきなりデッカい声出さないで下さいヨー」

"デッカい"を強調し、癖毛の髪をいじくる。

生意気なものの言い方と半ニヤけの目に俺はなんだか田沢と話しているのが馬鹿らしくなった。

「はぁ…もういいわ」

俺がため息を深くつき、教室に向かうと手を掴まれる。


「あの……」

田沢が何か言いたげな目で俺を見つめた。

だけどその手はすぐに離された。

「また部活で会いましょーねぇーっ!」

馬鹿にしたように手を振るところは田沢だ。

だけど何処かやっぱり変だと感じる。

加賀といい、


蓮といい、


田沢といい、
今日は俺はなんでこんなにも運がないのか。

今日は疑問に思うほど俺との人間関係が何処か可笑しくなる日だな…。

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三日月 - いつも素敵な小説ありがとうございます。他の作品もたくさん読ませていただいてます(*^^*)いつまでも応援しています!更新頑張ってくださいね( ´ ▽ ` )ノ (2015年11月27日 6時) (レス) id: 05c649cfe0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使の使い手 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年9月9日 2時

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