紅一点、ちょっとクールでかなり沼。３【Snow Man】

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目「でもあれじゃない？東京にいて、どっちが食べれないのかなっていう所はデカい」

「あー…えぇ……？」

佐「食いたいもん挙げればいいんだよ」










色んな言葉が飛び交う中で…迷ったけど、色々考えた末に決まった。

これしかない。










宮「せーのっ！」










ばばん。










宮「………」

「………え？」

「「え？」」

向「Aやろ！」










両サイドにいた涼太と私を交互に見て、そう叫ぶ康二。


…涼太と私だけ、Bを出していた。










宮「生アナゴでしょうが！」

向「何でやねんおい〜」

「絶対お寿司でしょ…！？」

向「もぉ何やねんこの2人〜笑」










康二が私の肩を押して、自分と交代するように涼太の隣へと移動させる。

そのまま受け入れるように腰に手を回して、自分の方へ引き寄せる涼太。










「生アナゴ食べたかった…」

宮「ね〜」

岩「Aまた少数派じゃん」

「今回はちゃんと自分の気持ち貫いたのに…」

宮「…え？俺のせい？笑」

「さっくんも "食べたいもの挙げればいい" って言うてたしさぁ…？」

佐「俺も？笑」

「それに "東京にいて、どっちが食べれない？" ってめめが言うから、絶対皆も生アナゴやなって…思ったのに……」

向「ちょっと待って、Aちゃんさっきから人の言うこと聞きすぎちゃう？笑」

阿「良い子だな〜笑」

深「素直だねぇ〜笑」










皆半笑いでニヨニヨと私を見てる。


もう…










「何でなの？ねぇ…」

宮「んふふ、笑」

渡「まけのきだ」

岩「あはっ、負けてるから？まけのき？笑」

渡「まけのきA」

「まけのきとか言うなやぁ…！」

ラ「まけのきちゃんかわいい〜〜！笑」










私の悔しがる顔を存分に面白がる多数派の人達…そして、










目「Aちゃん…ごめんね。」










さっきのラウと同じように、私の肩に手をぽん、と置いて笑顔で謝るめめ。










「…もう誰も信じられない」

目「うぁははっww」

佐「やばい人間不信になってる！笑」

宮「よしよし、」










絶望する私を、何故か同じ立場の涼太が慰めた所で。










「でもせっかくここまで来てるんで、バス待機はさすがにってことで…会場には行けますんで。」

佐「地獄だよ」

宮「でもそれ体験したことなかったんで体験してみたいです。」

「何でやねん」










私達2人は、浜焼きじゃなく屈辱を味わいに行くみたいです。





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