さくのきの謎（過去編） ページ25
(Side-桃)
2014年。
Snow Manに楠Aが加入する、少し前。
滝「…あ、佐久間。」
佐「えっ、滝沢くん？」
事務所から帰ろうとした時、突然滝沢くんが早足で歩いてきたからびっくりして立ち止まった。
滝「あの、急で悪いんだけどさ、」
佐「はい？」
滝「このあと空いてる？」
佐「あ…はい、もう家に帰るだけなんで…」
滝「うん、良かった。じゃあちょっと、付き合って」
佐「えっ！？」
先を急ぐようにそんなことを言われるから、何か緊急事態とか、重大な用事でもあるのかと思って。
色々聞くのは後回しにして、ひとまず、急いで彼について行く。
…しかし、辿り着いたのは、予想していなかった場所だった。
佐「…あの、滝沢くん、」
滝「ん？」
佐「…ここ、ライブ会場じゃないですか？」
滝「……」
佐「えっ…ちょっと！？」
滝沢くんは黙ったまま少し口角を上げて、明らかに俺のことを嵌めてる自覚がある顔をしてた。
慌てる俺を見て楽しそうにしながらも、結局教えてもらえないまま、会場の中へと入っていく。
この通路の先で、誰がライブをやってるのか…
それすら分からない状態で後をついて行くと、少ししてぱっと視界が開けた。
そこで広がる景色の中…たった1人で歌っていたのは、
「のっきー！」
「のっきー！」
「超絶かわいい！のっきー！！」
佐「……え？あれって…」
滝「…ふふ、笑」
…事務所唯一の女性タレント、楠A、だった。
佐「えっ？ちょっと待ってください、これ…は……どういうことですか……？？」
滝「まぁ落ち着け。ほら、とりあえず座ろう」
いきなり俺を誘ったかと思えば、ライブ会場に連れて行って、しかもその先で歌っているのは楠A。
…何でこの子のライブ会場に？
何で滝沢くんが？
何で俺を誘って？
同じ事務所ながら、ほとんど接点のなかった彼女のライブをいきなり目の当たりにして…俺は疑問でいっぱいになった。
それなのに、滝沢くんは隣の席でのんびりと楽しそうにライブを眺めているだけ。
何か事情があるのは間違いなさそうだけど、きっとこれ以上聞いても無駄だと思って。
一旦大人しく、関係者席で彼女のライブを観ることにした。
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» いつもありがとうございます！お仕事お疲れ様です…！ちょっとでも癒しになってくれたら私も嬉しいです(´˘`)♡ 良いお年をお迎えくださいませ〜！ (2022年12月30日 17時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(^^)仕事の休憩中に更新通知が来て癒やされたくて飛びついて読ませてもらいました！さくまさんとのお話で癒やしパワー倍増でした！ありがとうございます。良いお年をお迎えください(*^^*) (2022年12月30日 16時) (レス) @page36 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！そんな！その一度がとっても嬉しいです！コメントもありがとうございます*ˊᵕˋ* (2022年12月17日 16時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)どうして♡や投票は一度しか送れないのか…と悲しくなっちゃう位毎回楽しませてもらってますー！ (2022年12月16日 23時) (レス) @page21 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！(^^) 嬉しいです〜〜いつも素敵な感想送ってくださるので語彙力ありまくりですよ( ˶'ᵕ'˶)！笑 またこれからも楽しんでもらえたら嬉しいです！ (2022年11月29日 17時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年11月25日 7時
