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私の脚にくっついたまま、康二は何やら床に置いたスマホで振り付けの動画を確認し始めて、私も私で同じように動画を見ながら軽く手を動かしていた。
くっついているのにまるで別世界。
康二も本当はやっぱりちょっと落ち込んでるみたいで。
全体撮影の時間が近付いて皆が集まってきても、1人で動画を繰り返し見ては、チェックを重ねていた。
深「…お、何だあれ。どういう状況？笑」
遠くの方でふっかさんが何か言って、恐らくメイキング用のカメラが、私達を遠巻きに映す気配。
それから、カメラに向かって話してる声が聞こえてきたから、少し顔を上げて反応する。
深「いや〜すごいっすよね、こーじにしか許されないっすよあれは」
「…別に、康二やからって許してるわけちゃうけど…」
深「え…？…じゃあ俺もやろうかな、」
岩「やめとけ。画的に。」
深「画的にって何だお前」
ラ「いや…流石に見てらんないよ…」
深「その目やめろまだやってねぇよ」
そういう意味で言ったんじゃないのに何故か希望を抱くふっかさんを、しっかり牽制していく照とラウ。
思わず笑うけど、足元の康二は相変わらず集中しっぱなし。
佐「え、俺は？俺だったらイケる？」
岩「いや、佐久間は…」
佐「ん？」
深「そもそもお前ができないだろ？」
佐「……確かに。たぶん緊張しちゃうもんね」
ラ「うわ……一番見てらんないパターンだ」
佐「うぉいやめろよそんな言い方！笑」
カメラの前でわちゃわちゃと盛り上がったかと思えば、照が「まぁそっとしといてやんな、」と言って、それ以上触れないようにしてくれた。
…多分皆、分かってるんだろう。
何でこんな状態になってるのか、何となく察してくれて。
向「……A？」
「ん？」
少しして、ぱっ、と太ももに顎をくっつけて私を見上げたかと思えば、手をぱたぱたして私にもしゃがむように合図する。
やっとくっついてた腕がほどかれて、同じ目線の高さになる。
「…どうした？」
向「…ここがな、引っかかるねん…」
「…あー、私も同じとこ間違えがち、」
床に置いたスマホの画面を指さして、一緒になって見つめる。
向「…ちょっと、一緒にやってくれへん？」
「うん、やろやろ」
せーの、でゆっくりめにカウントを取って、手の振りだけで1つずつ確認していく。
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» いつもありがとうございます！お仕事お疲れ様です…！ちょっとでも癒しになってくれたら私も嬉しいです(´˘`)♡ 良いお年をお迎えくださいませ〜！ (2022年12月30日 17時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(^^)仕事の休憩中に更新通知が来て癒やされたくて飛びついて読ませてもらいました！さくまさんとのお話で癒やしパワー倍増でした！ありがとうございます。良いお年をお迎えください(*^^*) (2022年12月30日 16時) (レス) @page36 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！そんな！その一度がとっても嬉しいです！コメントもありがとうございます*ˊᵕˋ* (2022年12月17日 16時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)どうして♡や投票は一度しか送れないのか…と悲しくなっちゃう位毎回楽しませてもらってますー！ (2022年12月16日 23時) (レス) @page21 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！(^^) 嬉しいです〜〜いつも素敵な感想送ってくださるので語彙力ありまくりですよ( ˶'ᵕ'˶)！笑 またこれからも楽しんでもらえたら嬉しいです！ (2022年11月29日 17時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年11月25日 7時
