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佐「…」
「…」
「…うん、そうそう」
さっくんが私の耳元に口を近付ける。
私も、自分の耳を手で隠して、カメラから視線を逸らす。
…すると、
佐「……A、愛してるよ」
「…」
こそっと、私以外には聞こえないほどの声量で、本当に耳打ちしてきた。
私はその言葉に微かに笑みを浮かべて、その表情すらもシャッターを切られて褒められる。
「次、交代してー」との言葉に、今度は私がさっくんに耳打ちする形に。
…よくも仕掛けてくれたね、さっくん。
何も無かったかのように正面を向き直るさっくんの横顔を見つめながら、私はそっとその耳元に唇を寄せた。
「……私も愛してるよ、大介」
佐「っ、」
ぴくっ、と一瞬だけ体が反応して、瞬きをしたの。
カメラマンさんにはバレてなくても、私は見逃さなかったよ。
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ラ「…うわ、綺麗〜！」
阿「なにこれー、さくまお花じゃん」
岩「なに、"さくまお花じゃん"って感想…うわ、さくまお花じゃん」
向「いやおんなじこと言うてる！」
そして雑誌の発売日。
楽屋に来てみたら早速ゲットして広げている最年少と、その周りに群がるメンバー達がいた。
宮「あ、見て、Aもお花に囲まれてるよ？」
渡「はなのき？はなのき？」
目「え、まじで2人とも雰囲気違うね」
深「ほんと…どこで切り替わってんだか」
と、ふっかさんが、例の如く元気なさっくんに絡まれている私を見ながらそう言った。
「…一瞬スイッチ切れかけたけどね、」
佐「ふぇ、なになに何の話？」
「ふふ、雑誌。切り替えが凄いって言うから」
佐「ああー！いや、流石にあの耳打ちはね？ずるすぎる」
まじで表情保つの必死だったよー、なんてへらっと笑う。
「…先に仕掛けてきたのそっちやん」
佐「えぇ？いやいや、仕掛けるっていうか…本当のことを言っただけだけど？」
「…本当のこと？」
佐「うん、そう、本心だし。…え、Aもそうだよね？」
「…」
佐「ね？？」
「……」
…確かに切り替えは凄いと思う。
それはさっくんも私も、お互いに。
でも。
「…そうだね、本心だよ」
佐「だよね〜！！」
それはそこが変わらないからこそ、成立してるスイッチであって。
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» わ〜ありがとうございます(´˘`*)♡ そうだったんですね！楽しんでいただけて良かったです！.ˬ.)" (2022年11月21日 21時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - ぴんくさん担なので終始口元ニヤニヤで読んでしまいました！黒葡萄さんが書かれるメンバーさん毎回本当に可愛いですね♡更新ありがとうございます(*^^*) (2022年11月21日 1時) (レス) id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» いつもありがとうございます(ˊ˘ˋ*)♡ 毎回そうして伝えてくださって、本当に嬉しくてありがたい限りです！今後も楽しんでお読み頂けたら幸いです¨̮⃝ (2022年11月14日 20時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - めめのドラマを観て泣いて、めめに慰めてもらう。全めぐろ担の夢ですね(*^^*)今回の更新も楽しく読ませていただきました。ありがとうございます♪好きなものは好きー！って伝えたい派なのでコメントしつこかったらすみませんm(__)m (2022年11月14日 2時) (レス) @page46 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» こちらこそコメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて本望です！笑、いつも本当にありがとうございます☺️ (2022年11月7日 23時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年10月16日 16時
