スイッチ（×桃） ページ47
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佐「…わっ！Aかわいい〜！！」
「…」
佐「なにこれ！？つけてもらったの！？」
「うん」
顔を合わせた途端、キラッと目を輝かせて私の元にすぐ駆け寄ってきたさっくん。
…今日は、さっくんと私の2人で雑誌撮影。
それもちょっと凝った感じのコンセプトで。
さっきまではそれぞれメイクしてて、私は髪にピンク色のエクステをつけてもらっていた。
地毛の中に、所々メッシュみたいにピンク色が混ざっている。
それを指でそっとつまんで、彼は嬉しそうに笑う。
佐「やばいね！…俺の色に染まってるね？」
「私の髪の毛じゃないけどね」
佐「うわ〜ん、冷たい〜〜」
「さっくんこそ、それかわいいよ」
佐「おっ！へへ、かわいい〜？」
「かわいい、笑」
私の横で一喜一憂するさっくん。
私がピンクメッシュでふわふわにアレンジしてもらってるのに対して、さっくんもふわっとしたヘアセットで、小さな花がいくつも散りばめられている。
いつにも増してふわっふわな雰囲気を纏った彼は、えへへ〜とその頭をふりふりした。
「お待たせしました！撮影開始しまーす！」
「あ、」
佐「よっしゃー！行こ、A」
撮影場所のセットが完了したのか、ちょうど呼ばれる私達。
向かった先は…建物の外、庭のような場所。
一面に花が咲いていて、暖かい日差しが当たる草の上。
私達は指示された通りの場所に立って、撮影が始まった。
場所もそうだし、ファッションもメイクも、全体的にちょっとファンシーで儚げな、童話みたいな雰囲気。
そんな空気に合わせて、私達も甘い表情をしたりアンニュイな表情をしたり、カメラマンさんと息を合わせながら撮っていく。
…やっぱり、スイッチが入ると別人みたい。さっくん。
私もこの雰囲気に入り込んでいくように撮影に集中する。
「…次、手を合わせてもらって、」
佐「あ、はーい」
「はい、」
指示に沿って、向かい合わせに草の上に座り込んでいた私達はお互いに手を合わせる。
さっくんがぱっと出した手のひらに、自分の手を重ねて、カメラを見つめた。
「そうそう、そんな感じ…そのまま、鏡みたいな感じで！」
「鏡…」
佐「ふふ…笑」
その言葉に応えるように、どちらからともなく両方の手を重ねていく。
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» わ〜ありがとうございます(´˘`*)♡ そうだったんですね！楽しんでいただけて良かったです！.ˬ.)" (2022年11月21日 21時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - ぴんくさん担なので終始口元ニヤニヤで読んでしまいました！黒葡萄さんが書かれるメンバーさん毎回本当に可愛いですね♡更新ありがとうございます(*^^*) (2022年11月21日 1時) (レス) id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» いつもありがとうございます(ˊ˘ˋ*)♡ 毎回そうして伝えてくださって、本当に嬉しくてありがたい限りです！今後も楽しんでお読み頂けたら幸いです¨̮⃝ (2022年11月14日 20時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - めめのドラマを観て泣いて、めめに慰めてもらう。全めぐろ担の夢ですね(*^^*)今回の更新も楽しく読ませていただきました。ありがとうございます♪好きなものは好きー！って伝えたい派なのでコメントしつこかったらすみませんm(__)m (2022年11月14日 2時) (レス) @page46 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» こちらこそコメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて本望です！笑、いつも本当にありがとうございます☺️ (2022年11月7日 23時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年10月16日 16時
