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「ふ、沼って…笑」
佐「クールそうに見えて喋ってみると意外とふわっとしてて柔らかい雰囲気でめちゃくちゃ可愛いし、パフォーマンスになると全然別人みたいに印象変わるし、一度ハマったらまじで抜け出せなくなります。って」
「…そんな熱弁したの？」
佐「うん、割とガチで布教しといた」
ぐっ、と力が入る手元。
その本気っぷりに笑うと、さっくんは幸せそうにニコニコして。
今度は手のひらを広げて、私の手をぺちぺちと上に弾ませた。
何度目かの着地でまたぎゅ、と掴んで、ふふっと笑い声を漏らす。
佐「だから今日はねぇ、ずっとAに会いたかったんだよね」
「…ふーん、そっか、」
佐「にゃはっ」
るんるんでまた寄り添う肩。
…そうだったんだ。
「…じゃあ会えて良かった」
佐「うん、そう、まじで需要と供給の一致って感じ」
「いや、そうじゃなくて」
佐「んえ？」
「私に会いたかったって言ってくれるさっくんに、会えて良かったってこと」
佐「…えっ？」
「今日一日中仕事だったけど癒されたから…嬉しかった、ありがとう」
佐「えっ、ちょっ、え！？おま、沼か！！やっぱ沼だ！！」
「ちょ…車内だから静かにしてよ」
佐「沼すぎる！！」
全然聞いてない声量のままジタバタ暴れるけど、繋いだ手は頑なに離さないまま。
車は徐々にスピードを落とし、まもなく私の家の前。
「…はい、もうバイバイだよさっくん」
佐「うわっ！？まじか！ふぇ〜寂しい〜」
「でもほら、明日一緒だから、」
佐「え！？あ、そうか…んじゃまた明日☆」
明日は会えると分かった途端、案外あっさりと離してくれる手も、その情緒の落差も。
どこか不思議で、思わず笑顔になる。
車を降りて別れてから、口角が上がったままだった自分に気付いて、さっくんこそよっぽど凄い人だけどな…なんて思った。
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「…いっつも元気にしてくれます」
佐「うぉぉ、最高っ！A愛してる！」
ラ「あ、まさに今のこの感じね？笑」
「そう、笑」
宮「もう…ただのファンなの？ってことがよくある」
佐「まぁ確かにね、Aはもはや眺めてるだけでも充分？みたいなとこはありますねぇ」
「いや、いつもめちゃくちゃ話しかけてくるやん」
佐「にゃははっ、それはそう！笑」
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» こちらこそコメントありがとうございます！です！とっても嬉しいです(ˊᵕˋ)︎︎︎ (2022年10月15日 3時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます！今回更新分もすごく楽しかったです。読んでてニヤニヤしちゃいました(*^^*) (2022年10月14日 11時) (レス) @page50 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！嬉しすぎます〜また楽しんでいただけたら幸いです*'ᵕ' (2022年10月5日 12時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 主人公ちゃんとメンバーさんとの絡みがほんのり甘くて、すごく面白いです。更新楽しみにしてます(^^) (2022年10月5日 1時) (レス) id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 翡翠さん» こちらこそコメント嬉しいですありがとうございます〜！これからものんびり楽しんでください🫧 (2022年9月30日 23時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年9月20日 7時
