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口調も声も優しいままなのに、所々、私に刺さるように言葉を強調してきて。

挙句、絡まってた腕も脚もパッとほどいて、










ラ「ほら、もう離れていいよ」










にこ、と社交辞令な笑顔。


な、何だそれ…そんな技、いつ覚えて…










ラ「あれ?行かないの?Aちゃん」

「……じゃない、」

ラ「ん?」

「…嫌じゃないです。」










小っちゃい声でそう言うと、後ろで爆笑するラウ。










ラ「あ、嫌じゃないんですか?笑」

「嫌じゃない。嬉しい。幸せ。」

ラ「うわぁ〜!Aちゃんかわいい〜!!笑」










まんまと乗せられて素直に言う私に、再び抱き着いてくる。


…完全にラウの思うツボだ。

でも、それすら満更でもなくなってる私。










ラ「素直に言えて偉いねAちゃん」

「…私、歳上で先輩だよね?」

ラ「うん!もちろん!僕の方が歳下で後輩なのに、Aちゃんはでろでろに甘やかされちゃってるんだよね?」

「…ラウ、いつからそんな意地悪になったの」

ラ「えへっ?笑、じゃあ遠慮した方が良い?」










あの頃みたいな気を使った顔をして、首を傾げてくる。

こいつ…










「…遠慮せずこのままでいて」

ラ「ふふっ、Aちゃんがそう言うなら…分かった」

「そう言うしかないやん!」










ずるすぎる、

誰よりも可愛い顔して器用すぎるところも、今では逆に、私に気を使わせないようにこんな甘え方してくれるところも。


今の段階で既にこんななのに、これからもっと成長したらと思うと…










.










「…末恐ろしい子ですね」


ラ「おぉ〜」

深「末っ子だけにね?」

渡「…」

「…」

ラ「…」

渡「でもさ、ラウールは本当にAにガンガン行くようになったよね」

深「おい、無かったことにするなよ」

ラ「そうだね…でもやっぱり、Aちゃんが優しくて何でも受け入れてくれるから、そのおかげで仲良くなれたかな」

深「おい、」

「いやいや、ラウが良い子で可愛いから…」

深「おい!無視するな!」

ラ「あの、すいませんちょっと今取材中なんで…」

深「俺も一緒に受けてんだよ!」





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あべのき(×緑)→←のきらう(×白)



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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» こちらこそコメントありがとうございます!です!とっても嬉しいです(ˊᵕˋ)‪︎︎︎ (2022年10月15日 3時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます!今回更新分もすごく楽しかったです。読んでてニヤニヤしちゃいました(*^^*) (2022年10月14日 11時) (レス) @page50 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます!嬉しすぎます〜また楽しんでいただけたら幸いです*'ᵕ' (2022年10月5日 12時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 主人公ちゃんとメンバーさんとの絡みがほんのり甘くて、すごく面白いです。更新楽しみにしてます(^^) (2022年10月5日 1時) (レス) id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 翡翠さん» こちらこそコメント嬉しいですありがとうございます〜!これからものんびり楽しんでください🫧 (2022年9月30日 23時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒葡萄 | 作成日時:2022年9月20日 7時

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