紅一点、ちょっとクールでかなり沼。【Snow Man】

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岩「あぁ…まじで…ごめん、ありがと…」

「んふふ、いいよ全然、」










片手で心臓を抑えながら、安堵と嫌な気持ちが入り交じった複雑そうな顔の照。










「もういなくなったよ？笑」

岩「いや、違う…もう…Aに助けてもらうって…。流石に情けなくて」










はぁ…ってちょっとしょんぼりして溜息をついて。

「ごめんな。」って突き出した口で、そのまま手元に戻したタピオカを吸う。

そして納得のいってない表情でもちもち噛んでる。

何この人。かわいい。










「いいよそんなん、気にしなくて」

岩「でも…Aも苦手じゃん」

「うん…まぁ、それはでも、ひーくんにあんな顔されたらね…？」

岩「…ごめん。」

「かわいかったってことだよ、笑
いつも守られてるし、こんな時くらいは私が行くやん」

岩「…」










冗談半分でそう言う私を見つめて、ほんの少し黙り込んだ後。










岩「…ありがと。」

「うん」

岩「だいすき。」

「うん、笑」

岩「あげる。」

「うん…？いいの？」










いじけた顔とはミスマッチな言葉が出てきて、すっ、と口元まで差し出されたタピオカ。

せっかくなので口をつける。

…あま。










「…ん、ありがと、」

岩「…ごめんA〜…今日の収録俺めっちゃ頑張るから…」










タピオカだけではまだ気持ちが足りないのか…

申し訳なさでいっぱいな声で、私の身体をぎゅっと抱き寄せて、それから後頭部を優しく撫でられた。










「それは…2人で頑張ろ、笑」

岩「…うん」










本当にそんな気せんでええのに…。

こんな調子じゃ、普段助けられてるちょっともお返しできないな。





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