自動接続SOS ページ47
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深『……もしもし？A？』
「ぁ…ふっかさん……？」
深『おぉん、A、どしたぁ？』
「今…大丈夫…？」
深『うん、まだバイト前。なに、どした、何かあった？」
「……あの、」
深『うん』
「その…」
深『うん、何でも言いな』
「………風邪、引いて」
深『えっ、まじ？』
「うん…でも、その…外が、」
深『外？ああ、今日大雪だもんな？外出れねぇか？』
「うん…」
深『あぁ〜そっかそっか…』
「……あ…、でも、待って…」
深『…』
……これ、どうすればいいか私にも分かんないじゃん、
だってふっかさんは予定通りバイトみたいだし…
頼りたくっても、どう、頼れば、
深『……A？』
「うん…？」
深『俺、どうにかするから。ちょっと待てる？』
「…へ…」
深『ごめんね、俺はね、多分行けないんだけど…アイツらにも色々連絡取ってみるから』
「え、でも、」
深『ちょっとA、おまえは余計なこと考えすぎずに1回休んどきな、ね』
「…」
深『だぁーいじょうぶ。俺が絶対何とかしてやるから。だって、A、しんどいっしょ？うん、俺はね、分かるよ。分かっちゃうんだから。
よく俺に電話かけてきてくれたね、いいこだね、ありがとう』
「……うぅ…、」
深『うん、だぁーいじょぶだいじょぶ。後は俺に任せて。
そんでさ、熱とかないの？ちゃんと暖かくしてる？』
「……熱、ある…」
深『あら、』
「熱、あるのに…
冷蔵庫の前で、床に這いつくばってる……」
深『なァァんでだよ！！今すぐ布団行け！！』
「うぅ…だって…」
深『だってじゃない布団行く！！んでちゃんと布団かぶれ！！かァぶれェェェ！！』
「ぅ…ふっかさんうるさい…」
深『あっ、ごめんまじごめん』
「うん…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
深『ちゃんと布団かぶった？』
「ん…」
深『よし。んじゃつらいかもだけど、ちょっとだけ寝て待っててな？』
「…うん…」
深『うん、』
「ふっかさん…」
深『うん？』
「…ごめんね、ありがとう…ございます……」
深『…んー、いーのよ、ゆっくり休みな』
「ん…」
電話越しで聞く甘い声が、すーっと私の心に浸透してって、
手馴れたように眠気を引き出していった。
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黒葡萄(プロフ) - 塩野紗稀さん» こんにちは！ありがとうございます！☺️ 何度も読み返して下さってとても嬉しいです…！のろのろ更新ですがこれからも頑張ります！！お気遣いありがとうございます🥹 (3月6日 12時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - こんにちわ!!このシリーズ大好き過ぎて更新されるまでに何回も読み直してます!!大好きです!!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!! (3月4日 23時) (レス) @page11 id: 9a8af20bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年2月27日 2時
