プレゼントってギブアンドテイク ページ45
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『………えっ！なにこれ〜！！』
「……ん…？」
子供の声が響き渡って、瞼を開けると、電気がつき始める室内。
他の子達もそれに続くように次々起き上がってきて、
枕元に置かれたお菓子のプレゼントを見つけてはキャッキャと嬉しそうな笑い声が増えていく。
ていうか……あれ？私、
目「Aも起きた？」
「ッうぉぉぁ！？」
目「あはっ、うるさい、笑」
背後から急に耳元へと低音ヴォイスを吹き込まれて、思わず飛び上がったら…
なんか爆笑してんな目黒ォ？
「テメェまで昼寝堪能してんじゃねぇよ」
目「いや、今となっては寝てたのAだよ？」
「はァ？オメーが膝の上で爆睡し始めたから動けなくなってこっちも寝るしかなかったんだろーがよォ」
目「ほら、結局寝てたんじゃん」
「はい、お前がな」
目「はい、お前ー」
「お前でーす」
目「お前でしたー」
『ねーねー』
ん？
布団の上で醜い争いを繰り広げていたところ、
そのお布団の持ち主であろう子が、私たちの服の裾を引っ張った。
『…サンタさんからもらったお菓子、ふたりにもあげるから…けんかしないで？』
目「えっ」
「えっ」
「「…」」
目「……ごめん、なかよし」
「うん、めっちゃ仲良し！だから、大丈夫だよ！？」
慌てて肩を組んで、ニカッと笑ってみせると、
ほんと…？と言って、お菓子の入った袋をがさごそ。
『……じゃあ、これなかよく食べてね』
「え…い、いいの？」
目「あ、ありがとう…」
佐「………いやずっと何してんの！？笑」
深「おまえら〜？普通に昼寝すんのやめろ〜？」
渡「せっかくあげたのに返されちゃってんじゃん」
岩「しょーた。あげたのはサンタさんだよ」
向「めちゃめちゃ夢守るやん」
宮「ちょっと早めのサンタクロースだったけどね」
阿「あは、あわてんぼうのサンタクロースだ」
ラ「あ、いいねぇそれ、みんなで歌う？」
「え？いや、みんなでって……笑」
そう笑った数分後、私達は園児たちと一緒に配ったお菓子でおやつタイムを楽しみ、
更に数十分後には、クリスマスのお歌まで一緒に歌って大盛り上がりして、ボランティアの一日を終えたのだった。
園児たちよ…良いクリスマスを過ごせよ！
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ブリザード･クリスマス→←冬の午後が短いのは、きっとくだらない昼寝をしすぎないようにするためだ
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黒葡萄(プロフ) - 塩野紗稀さん» こんにちは！ありがとうございます！☺️ 何度も読み返して下さってとても嬉しいです…！のろのろ更新ですがこれからも頑張ります！！お気遣いありがとうございます🥹 (3月6日 12時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - こんにちわ!!このシリーズ大好き過ぎて更新されるまでに何回も読み直してます!!大好きです!!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!! (3月4日 23時) (レス) @page11 id: 9a8af20bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年2月27日 2時
